チェット・ホルムグレン

フィジカルに関する批評は「気にしていない」

ゴンザガ大からNBAドラフト2022にエントリーしたチェット・ホルムグレンは、大方の予想通り、全体2位でサンダーから指名された。

7フッター(213cm)を越える長身ながら、ウィング並の技術と機動力を備えるホルムグレンは、ゴンザガ大での昨シーズンは32試合に出場して、平均14.1得点、9.9リバウンド、1.9アシストというスタッツを残した。

体重こそ90kg未満で線が細いものの、高校時代、大学時代ともにディフェンスの評価は高く、大学時代には1試合平均3.7ブロックを記録した。また、3ポイントシュートを決められるなど幅広いスキルを備えていることから、ウィザーズのクリスタプス・ポルジンギスと同様に、『ユニコーン』という愛称で知られている。

NBA選手になる念願がかなったドラフト直後のインタビューで長所を聞かれたホルムグレンは「僕はディフェンスを意識するタイプ。守備では自分のリーチ、クイックネスを生かして広い範囲をカバーできる」と答えた。

ホルムグレンは、エースであるシェイ・ギルジャス・アレクサンダー、そして昨シーズン高く評価されたジョシュ・ギディーとのプレーを楽しみにしていると言う。「ジョシュやシェイだけでなく、ロスターに登録されている全員と一緒にダイナミックなプレーをもたらすことができると思う。ユニークなスキルを備えた選手が多いし、僕がチームメートの強みを引き出せると思う。それに、仲間のスキルのおかげで自分の長所も高められるとも思っている」

NBAではフィジカルの部分で苦労するという批評について聞かれたホルムグレンは「気にしていない」と続けた。「僕はモチベーションが高い方の選手だし、本質的に非常に燃えるタイプなんだ。日々、人として、バスケットボール選手として成長するために必要なことを実行している。だから、自分でコントロールできない類の話に付き合っている暇はない。自分の成長に繋がらないことは気にしていない。頻繁に目にしたり、耳にするけど、意識していないよ」