ロバート・ウィリアムズ三世

ホーフォードも称賛「すべてを変えられる選手」

セルティックスのセンター、ロバート・ウィリアムズ三世は、ウォリアーズとのNBAファイナルでも守備で違いを生み出している。

現地6月8日に行われたシリーズ第3戦、ウィリアムズ三世は8得点10リバウンド4ブロックを決め、出場時間帯の得失点差を表すプラス・マイナスで試合最高の+21を記録した。フローターをブロックされたウォリアーズのステフィン・カリーも「どこから現れたのか分からなかった」とコメントするなど、今シーズンのプレーオフを通して、ウィリアムズ三世は特に守備で高く評価されている。

第3戦では、ウォリアーズのシューターたちがペリメーター、あるいはペイント内のウィリアムズ三世を警戒するあまり、パスを選択する場面も多く見られた。左膝の痛みを抱えながらプレーしているウィリアムズ三世は「アドレナリンによるエネルギーが自分を駆り立てている」と語った。

「ウォリアーズのオフェンス時にショットクロックを消費させている意識はある?」という質問に、ウィリアムズ三世は「その意識はない。自分は、シューターにシュートを打たせないように努力している。今は偉大なシューター、偉大な選手と対戦している。相手にシュートを打たせないように、やれることをやっている」と答えた。

大ベテランのアル・ホーフォードも、ビッグマンとしては205.7cmと大きくないウィリアムズ三世を「すべてを変えられる選手」と絶賛している。「彼が活躍する姿、試合にインパクトを与える姿を見られてうれしい。彼の存在感は、リーグの全員が理解している。彼は相手のシュートに影響を与える選手だし、ジャンプシュートをブロックで阻止できる。レーンに侵入してくる選手は、彼がそこにいるだけで意識してしまう。ペリメーターでも相手に競って、良い仕事をしてくれる」

前述したカリーのコメントを聞いたウィリアムズ三世は「第3戦では、第2戦で足りていなかったフィジカルの部分でチームの意識が高かったと思う」と語った。「それは簡単なことではないし、この場で相手にフィジカルで上回れたなんて言えない。ただ、前の試合でできていなかった部分を修正できた」