ステフィン・カリー

「対応方法は分かっているし、痛みの度合いについても理解できている」

現地6月8日に行われたウォリアーズvsセルティックスのNBAファイナル第3戦で、ステフィン・カリーが左足を負傷するアクシデントが発生した。

ルーズボールを競った際にセルティックスのアル・ホーフォードに乗られるような形になって負傷したカリーだが、現地9日の練習後の会見では「明日の試合(第4戦)に出る」と明言した。「昨夜は10時間半ほど眠って、今日は氷水が入った浴槽に何度か浸かった。今日、それから明日を使って試合への準備を進めたい。できるだけ回復させる。第4戦はそれだけ重要な試合だから、楽しみにしている」

会見では、足の状態に関する質問が多く寄せられた。カリーは「どういうケガかはよく理解している」と答えた。「レギュラーシーズンでもケガがあって、復帰できた。対応方法は分かっているし、痛みの度合いについても理解できている。チームとしても経験してきたことだから、昨夜に診断を受けてから、これ以上の検査は不要ということも分かっていた。どういう状態かは理解できている。過去に経験したことだからね。ただ、シーズン中のこの時期に対応したいことではない」

明日の第4戦に負ければ王手をかけられてしまう中、カリーは「自分のプレー、チームのプレー、それからチームとして過ごしてきた多くの時間を信じている」と語った。「そういう経験があって、チームとして効果的なプレーができることを理解しているし、冷静でいられる。毎試合でチームの基準に達するようなプレーをしないといけない。それによって勝利をもたらしたい」

今シリーズではドライブを多く仕掛けている印象のカリーは「オープンな状態を作って、相手にプレッシャーをかけるため」と説明した。「ウチと対戦するチームが優先するのは、3ポイントシュートを打たせないようにするディフェンス。それによってドライビングレーンが開く。シュートを警戒されると、ドライブが可能になる」

「ドライブをすることで得られるアドバンテージを生かさないといけない。リムまで侵入してフィニッシュさせる必要はないけど、オープンな状態を生み出すには、それに相手にプレッシャーをかけるには良い方法。ドライブしてからは、正しいプレーを選択しないといけない」

「レーンが開いていたらフィニッシュできる。もしロバート(ウィリアムズ三世)がリムを守りに来たらキックする。オープンな選手を探すんだ。守備に優れる相手に対して、何がなんでもフィニッシュまで持っていくと考えてはいけない」