セルティックス

「セルティックスはステフが数字を残しても試合に勝てた」

現地6月2日に行われたセルティックスvsウォリアーズのNBAファイナル第1戦は、セルティックスが第4クォーターを40-16と圧倒し、逆転勝利を収めた。

シリーズ開幕前の時点では、休養十分で、しかもホームコートアドバンテージを持つウォリアーズが好スタートを切るのではと思われていた。ティンバーウルブズのパトリック・べバリーも、セルティックスの逆転勝利に驚いた一人で、解説として出演している『ESPN』の番組で「セルティックスの勝利はショッキングだった」と語った。

「本当にショッキングだった。自分はウォリアーズが勝つと思っていた。彼らにはホームコートアドバンテージがあるし、何よりもあのウォリアーズだ。でも、セルティックスを称えないといけない。今日の試合では素晴らしかった」

べバリーは、仮にセルティックスが現地5日の第2戦に敗れたとしても、チームの自信は揺らがないとも分析している。「もし自分が今セルティックスのロッカールームにいたら、とても興奮していると思う。もし第2戦で彼らが負けたとしても、(敵地での)第1戦でやるべきことをやったと感じるだろうね。こうなると、第2戦でのウォリアーズに興味が出てくる。ステフ(ステフィン・カリー)は素晴らしかったけれど、次の試合では他の選手がステップアップできるかが注目される。きっとセルティックスは、ステフが数字を残しても試合に勝てたのだから、攻守両面で自信を持っていると思う」

第1戦のスタッツで気になる数字があるかという質問に、現役選手のべバリーは、ウォリアーズのキーマンとも言える選手が第4クォーターに残したスタッツに着目した。「自分が注目するのは、第4クォーターに2番目に長くプレーした選手について。ドレイモンド・グリーンのことだ。彼はケガから復帰して出場している今シーズンのプレーオフでよくやっている。でも今日の試合の第4クォーターには、2度のターンオーバー、3回のファウルを記録した。彼が30得点を決めるような選手でないことは誰でも知っている。でも、彼の仕事は、チームを勝たせるため、エリートレベルのインパクトを残すこと。特に勝負どころの時間帯にね。今日はそれができていなかった」