「コービーに敬意を払うためにアームバンドを着けてプレーした」
セルティックスでNBAキャリアをスタートさせたジェイソン・テイタムは、キャリア5年目に初のNBAファイナル進出を果たした。
現地5月29日に行われたヒートとのプレーオフ東カンファレンスファイナル第7戦、テイタムは7本中4本の3ポイントシュートを含む26得点10リバウンド6アシストを記録し、100-96での勝利に貢献した。そして今シリーズで平均25.0得点、8.3リバウンド、5.6アシストというスタッツを残し、東カンファレンスファイナルMVPに輝いた。
シリーズを通して「チームの力に自信がある」と言い続けていたテイタムは「思い上がっているわけではないけど、僕は自分の力、そしてチームの力を信じている」と第7戦後も語った。「これはシーズン、僕のキャリアにとっても最大の試合で、結果にかかわらず全員が全力を出し尽くすと信じていた。今は最高の気分だよ。ウチにはカンファレンスファイナルを4度も経験している選手がいる。僕にとっては3度目。優勝したいのはもちろんだけど、今回のような形で乗り越えられたのは特別な意味がある。一番大変なルートを通ってしまったけど、敵地での『GAME7』に勝ってファイナルに勝ち進めたのは特別なことだから」
テイタムは「今日は勝利が何よりも重要だった」とも試合を振り返った。「やり残した気分で終えたくなかった。だから勝つために、すべて出し尽くすつもりだったし、それはチームでも話していたことなんだ。何よりも勝利が重要だった。この試合に臨んで、結果を残せたのは大きい」
この日のテイタムは、コービー・ブライアントの背番号24番のアームバンドを着けてプレーした。その理由を聞かれた彼は「今日の試合を共有したい思いだった」と答えた。
「彼は僕にとってのアイドルで、インスピレーション。大好きな選手でもある。ここ数試合、彼のモデルのシューズを履いていたのは、コービーに捧げるためだった。今日は試合前の昼寝前に、彼のキャリアハイライトを見ていた。今日の試合は僕にとって最大のゲームで、彼に敬意を払うためにアームバンドを着けてプレーした。今日の試合を彼と共有したい思いだった」