クレイ・トンプソン

写真=Getty Images

「オークランドのファンのためにプレーしたい」

ウォリアーズは2019-20シーズンから、本拠地をサンフランシスコに建設中のチェイス・センターに移す。現在の本拠地であるオラクル・アリーナは、現代のNBAで最もホームコート・アドバンテージが感じられる会場の一つとして知られ、ウォリアーズの試合は常に超満員のファンで埋め尽くされる。

ウォリアーズ生え抜きのクレイ・トンプソンは、本拠地として47年の歴史を持つ会場、それからオークランドに思い入れを持っている選手の一人で、14日の練習後「オークランドのファンのためにプレーしたい」と語った。

「オラクルでプレーするようになってから、ファンのみんなは40年以上もチームに忠誠を誓ってくれている。サンフランシスコに移ってからは、これまでのように試合を会場で見られなくなるオークランドのファンもいるだろうから、大きなものを残したい。毎試合を楽しみたいね」

ウォリアーズでの8年目を迎えるトンプソンは、指揮官のスティーブ・カーが、「オラクル、そしてオークランドのファンのために優勝することをモチベーションにしよう」と、トレーニングキャンプ中に話したことを明かした。

「モチベーションとして、チームの力に変える。今シーズン初めてのチームミーティングの時に、スティーブも同じことを言っていたんだ。オークランドへの愛情、ファンへの愛情についてね。練習場の壁にかけられている優勝パレードの時の写真を見ていたんだ。そこには、ファンのみんなが喜ぶ様子が収められていた。彼らが幸せなままでいてもらえるようにすることが、自分やチームにとってのモチベーションだから」

トンプソンは、オラクル・アリーナでのラストイヤーを、最高のフィナーレで締めくくりたいと話す。「ここ2シーズンのような結果を残せたら最高だ。集中し続けながら、毎試合を楽しまないといけない。楽しみながら、集中を切らさなければ、僕たちは良い結果を残せる」

ウォリアーズのスリーピート(3連覇)に向けた戦いは、10月16日のサンダー戦からスタートする。