モンティ・ウィリアムズ

「私の名前は多くの名前を代表している」

NBAはサンズのモンティ・ウィリアムズが今シーズンの最優秀コーチ賞に輝いたことを発表した。サンズのヘッドコーチとしてはコットン・フィッツシモンズ(1988-89シーズン)、マイク・ダントーニ(2004-05シーズン)に続き3人目の受賞となった。

最優秀コーチ賞はレギュラーシーズンを通して、最も評価されたヘッドコーチに与えられる個人賞で、全世界の100名のスポーツライターとブロードキャスターによる投票で決められる。1位票が5ポイント、2位票が3ポイント、3位票が1ポイント計算でウィリアムズは1位票81を含む458ポイントを獲得した。

今シーズンのサンズはリーグ最高の64勝18敗を記録し、西カンファレンスのトップシードを獲得。ロードでの勝利数はNBA史上3位、ロードでの勝率は同5位の数字を残した。

ウィリアムズは受賞を喜ぶとともに、持論を展開した。「もしチームの模範となる賞があるとすれば、それは最優秀コーチ賞だ。NBAのコーチにはプログラムや選手に対して悪意を持っている人はいない。このような賞を取るには、多くの人が必要なんだ。私の名前は楯か何かに載るだろうが、私の名前は多くの名前を代表しているんだ」

なお、フランチャイズタイ記録の56勝を挙げ、グリズリーズを西カンファレンスの第2シードに導いたテイラー・ジェンキンズが2位となり、主力選手の欠場が目立ちながらもヒートを東カンファレンス首位に導いたエリック・スポールストラが3位となった。