町田瑠唯

パスファーストなプレーでシュートチャンスを次々と演出

現地5月8日、ワシントン・ミスティクスがミネソタ・リンクスと敵地で対戦。先日、WNBAデビューを果たした町田瑠唯が2試合目に臨んだ。

第1クォーター中盤に出番が回ってきた町田はいきなり持ち味のアシストを披露した。ピック&ロールからドライブし、2人のディフェンスを置き去りにすると、ヘルプに寄った相手を冷静に見極めて左サイドにキックアウト。完璧なフリーを作り出し、ナターシャ・クラウドの3ポイントシュートをアシストした。

その後もパスファーストな町田らしく味方のシュートシーンを次々と演出。ダブルチームでプレッシャーをかけられ、パスアウトする際に味方と合わずターンオーバーとなってしまうシーンも見られたが、オフェンス優位な状況を作り出した。また、ディフェンスでも抜群のフットワークで抜かれず、身体をぶつけて最後までシュートチェックに行くなど、体格で劣っても穴になることはなかった。

試合は序盤から主導権を握ったミスティクスが78-66で勝利し、開幕2連勝を飾った。町田は19分の出場で4リバウンド3アシストを記録し、4ターンオーバーを喫した。また、フィールドゴールは3ポイントシュートの試投が1本のみの無得点に終わったが、出場時のプラスマイナスを表す数字は+9をマークした。

次節はホームに戻るため、より積極的にリングにアタックし、得点面でも貢献できることを多くのファンの前で見せてほしい。