チャンピオンシップ出場枠を争う三河とSR渋谷はともに第1戦を落とす
チャンピオンシップ出場への最後の枠を狙う秋田ノーザンハピネッツは、レギュラーシーズン最終節で三遠ネオフェニックスと対戦した。
秋田がチャンピオンシップに出場するには、この三遠戦で連勝すること。そして、ワイルドカード2位を争うシーホース三河とサンロッカーズ渋谷がともに今節で連敗することが条件となる。
三遠vs秋田の第1戦は5月7日の17時ティップオフ。この日、15時から試合を行っていた三河とSR渋谷はともに黒星を喫したことで、秋田のチャンピオンシップ出場への望みはひとまず繋がった。
しかし、秋田は第1クォーターでフィールドゴール17本中わずか4本成功(成功率23.5%)と出だしでつまずき11-22と苦戦。それでも、第2クォーターになるとジョーダン・グリンが3ポイントシュート3本すべて成功を含む11得点、田口成浩も9得点を挙げつつ、三遠から4ターンオーバーを奪う堅守を見せて逆転し、40-35で前半を終えた。
後半の立ち上がりは拮抗したが、秋田が持ち前のハードなディフェンスから、第3クォーターだけで8本のターンオーバーを奪い得点に繋げることで主導権を握り、このクォーターを27-17として、67-52で最終クォーターを迎える。三遠も津山尚大のバスケット・カウントやエリアス・ハリスのペイントアタックで1桁点差まで詰め寄ったが、田口が連続3ポイントシュートを沈めてリードを2桁(75-63)に戻してオフィシャルタイムアウトを迎えた。その後も秋田は時間を使いつつ、しっかりと攻め切ることで最終スコア88-72で勝利した。
秋田はアレックス・デイビスが21得点11リバウンド3アシスト3スティール3ブロックと攻守にチームを牽引した。他にも田口が3ポイントシュート3本成功を含む17得点、グリンが13得点11リバウンド6アシストを記録。また、チームとしても三遠から17ターンオーバーを誘発し、そこから20得点を奪った。
秋田の前田顕蔵ヘッドコーチは「第1クォーターはしんどかったですけど、選手たちが強い気持ちを持って第1クォーター以降は戦ってくれました」と振り返った。第1戦を制し、チャンピオンシップ出場へ望みを繋げ、「僕たちはとにかく勝つしか選択肢がありません。今日勝てたことでチャンスができたので、また明日勝ちたいと思います」と言うと、「皆さん、念を送ってください!」と秋田ファンに向けてメッセージを送った。
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