前半だけで7ターンオーバーのクリス・ポール「あれがなければ違う試合に」
現地5月6日に行われたプレーオフ西カンファレンスセミファイナル、サンズvsマーベリックスの第3戦は、ルカ・ドンチッチが26得点13リバウンド9アシスト、ジェイレン・ブランソンが28得点でチームを引っ張り、ホームのマブスが103-94で勝利した。マブスはこれでシリーズを1勝2敗としている。
敵地で連敗を喫してホームに戻ったマブスは、試合開始からサンズ司令塔のクリス・ポールを激しくマークした。前半だけでポールから7ターンオーバーを誘発し、マブスが試合の主導権を握った。第4クォーター序盤までにリードを18点(85-67)に広げたマブスに対して、サンズはドンチッチが5回目のファウルを犯しベンチに下がったのを機に反撃を開始。残り5分を切って9点差(86-95)にまで縮めたものの、マブスはブランソンがフリースローでサンズの攻撃の流れを止め、さらに残り2分30秒にはドライブからレイアップをねじ込んで再びリードを2桁に戻して勝負を決めた。
ドンチッチは試合後、「エネルギーが重要だった」とチームディフェンスについて語った。「観客の声援で乗っていけた。それにエネルギーもプレーを決める部分においても、これまでの試合より良かった。今日のようなプレーを毎試合でやらないといけない」
ブランソンは「今日は挽回できた」と自身のパフォーマンスを振り返った。「このくらいでは満足できない。日曜も重要な試合になる。同じだけのエネルギー、インテンシティをもたらさないといけない」
一方、敗れたサンズは、ジェイ・クラウダーが19得点7リバウンド5アシスト、デビン・ブッカーが18得点、ディアンドレ・エイトンが16得点11リバウンド、ポールが12得点7リバウンド4アシストを挙げたが勝利ならず。
ポールは前半のターンオーバーについて「あれがなかったら違う試合になっていた。(7ターンオーバーは)まるで連続して起こった出来事のようだった」と悔やんだ。ブッカーも「今日はウチらしくなかった」とコメントしている。「相手を称えたい。彼らは気持ちが非常に入っていた。これはシリーズで勝敗を決める戦いなんだ」
第4戦は、現地8日にダラスで行われる。