「この賞は僕に与えられたものだけど、チームの努力の賜物だと感じている」
NBAは最も成長した選手に贈られるMIPにグリズリーズのジャ・モラントが選出されたことを発表した。
3シーズン目を迎えたモラントはケガの影響で57試合の出場に留まったものの、平均33.1分の出場で27.4得点、5.7リバウンド、6.7アシスト、1.2スティールを記録。主要スタッツのほとんどを向上させ、オールスターにも初選出されるなど飛躍のシーズンを送った。
グリズリーズにとって、モラントは初のMIP受賞者となった。また、モラントは2019-20の新人王にも選出されており、NBA史上初めて新人王とMIPの2つを受賞した選手となった。
今シーズンのグリズリーズはモラントがケガで不在の時も周りの選手がステップアップし、球団タイ記録となる56勝26敗で西カンファレンス2位の好成績を収めた。そのため、モラントは受賞を素直に喜びつつも「この賞は僕に与えられたものだけど、チームの努力の賜物だと感じている」と、チームメートの存在が大きかったと語った。
実際にデズモンド・ベインが5位、ジャレン・ジャクソンJr.が10位と、チームメートの2人もMIPの票を多く獲得した。モラントは言う。「僕たちはお互いをプッシュし合っていて、みんなもっと良くなりたいと思っているんだ。『決して満足しない』というマインドセットをみんなが持っているからこそ、同じチームの3人が投票を集めたんだと思う」
新人王、MIPとくれば、次なる目標はシーズンMVPしかない。MIPとMVPの両方を受賞したことがあるのはバックスのヤニス・アデトクンボしかおらず、モラントは「それが目標だ」と言い、さらなる高みを目指す。
MIP投票結果
1位:ジャ・モラント(グリズリーズ/計221ポイント)
2位:デジャンテ・マレー(スパーズ/計183ポイント)
3位:ダリアス・ガーランド(キャバリアーズ/計178ポイント)
4位:ジョーダン・プール(ウォリアーズ/計131ポイント)
5位:デズモンド・ベイン(グリズリーズ/計74ポイント)
6位:タイリース・マクシー(シクサーズ/計52ポイント)
7位:マイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ/計38ポイント)
8位:アンファニー・サイモンズ(ブレイザーズ/計13ポイント)
9位:ロバート・ウィリアムズ三世(セルティックス/4ポイント)
10位:ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ/3ポイント)
11位:ジェイレン・ブランソン(マーベリックス/2ポイント)
12位:マックス・ストゥルース(ヒート/1ポイント)