「優勝に貢献できるように頑張りたい」
Wリーグを終えた後に渡米し、WNBAワシントン・ミスティクスと合流した町田瑠唯が入団会見を行った。
町田は冒頭で「自分の役割やチームで求められていることを発揮して、チームの目標である優勝に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。
チームについての印象を聞かれると「ウェルカムなチームだと感じていて、温かくてエネルギッシュなチーム」と語り、そんなチームからは「今までの自分のプレーと変わらず、富士通(レッドウェーブ)や日本代表などでのプレーをし、得点も意識してほしい」と言われていると続けた。
また町田は「WNBAにすごい興味があって行きたいと思っていたわけではない」と素直に明かしつつ、「オファーをいただいて挑戦したいと思った」と、このタイミングでのWNBA挑戦の理由を語った。
WNBAはレギュラーシーズンが36試合で、24試合のWリーグよりも多くの試合数をこなす。さらに移動距離も日本とは比べ物にならないほど長く、当然ながらこうした環境の違いにも対応していかなければならない。町田は「まだイメージはついていないですが、コンディションの面は日本と違うと思うのでやりながらアジャストしてきたい」と言う。
WNBAは現地5月6日に開幕を迎える。トレーニングキャンプが遅れた町田は、これから急ピッチでチームケミストリーを構築していく必要がある。特にアシストを武器とする町田にとっては選手の好みを知り、どんなプレーが得意かなどを頭に叩き込まなければならない。町田は言う。「アシストは自分一人でできるプレーじゃなく、周りの人がいて成り立ちます。一人ひとりの特長を理解して上手くみんなを生かしたい。バックアップになると思うけど、スピードを生かしてアップテンポなバスケをしていきたいです」
環境も違えば話す言葉も違い、渡米直前は緊張や不安に襲われた。それでも、東京オリンピックで世界を驚かせたように、「小さくても世界で通用する」ことを世界最高峰の舞台でも証明してくれるはずだ。