グレイソン・アレン

アデトクンボ 「グレイソンは自信を持ってプレーしている」

現地4月24日に行われたプレーオフファーストラウンド、バックスvsブルズの第4戦は、グレイソン・アレンがプレーオフキャリアハイとなる27得点、ヤニス・アデトクンボが32得点17リバウンド7アシスト、ドリュー・ホリデーが26得点7アシストを記録し、バックスが119-95で勝利した。第3戦を30点差(111-81)で勝利したバックスは、ここ2試合で54点差をつけてブルズを粉砕し、ファーストラウンド突破に王手をかけた。

頼れるクリス・ミドルトンが左膝の負傷によりファーストラウンド残り試合を欠場することになってから、アレンの得点がチームを救っている。7本中5本の3ポイントシュートを含む22得点を記録した第3戦に続いて、この日もベンチから7本中6本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール12本中10本を決め、プレーオフキャリアハイを挙げる活躍でチームの勝利に貢献した。

デューク大時代からダーティーなプレーをする『バッドボーイ』という印象を持たれているアレンが、2021-22レギュラーシーズン中の対戦でブルズのアレックス・カルーソに対して危険なブロックを仕掛けたのは記憶に新しい。結果的にカルーソは手首を骨折して長期離脱を余儀なくされたため、アレンはシカゴでの試合でもブーイングを浴びせられた。

だがアレンは、バックスのチームメートの行動で以前よりブーイングが気にならなくなったと試合後の会見で語った。「チームのみんながどこに行っても僕にブーイングしてくるんだ。移動中のバスでもホテルでも、練習でも『ブー!』とね。みんな面白いと思ってやっている。僕も面白いと思っているし、笑わせてもらっている。みんなのおかげでブーイングが面白いものに変わった。そのおかげで、試合中に耳にしても以前より気にならなくなっているんだ」

アデトクンボは、ここ2試合で好調のアレンについて「彼は適切なタイミングで正しいスポットにいる。だからオープンなんだ」と語った。「グレイソンは自信を持ってプレーしている。正しいポジションを取れているからオープンになれている。オープンな選手がいたらパスを出さないといけない」

またアデトクンボは「グレイソンは控え目な性格だけど、ハングリー。それに責任感がある選手」と、今シーズンからバックスでプレーするアレンについて、こう続けた。「どの試合でも攻守両面でハードにプレーしている。試合がどういう展開になっても僕たちは彼を信頼していて、彼自身もチームから必要とされていることを理解している。素晴らしい選手だし、恐れずにプレーを決められる選手だよ」