ブッカーは「彼は大きな試合で活躍するために鍛錬している」とポールを称賛
現地4月17日に行われたプレーオフファーストラウンド、ペリカンズvsサンズの第1戦は、クリス・ポールが30得点7リバウンド10アシスト3スティール、デビン・ブッカーが25得点8アシストを記録したサンズが110-99で勝利した。
サンズの79-71で迎えた第4クォーター、ポールはゲームメークではなくオフェンスのギアを上げる役割を担い、3本の3ポイントシュートを含む19得点をマークしてチームに2桁リードをもたらした。プレーオフ通算130試合目に過去最高レベルのパフォーマンスを披露したポールは、試合後のインタビューでリーディングスコアラーのブッカーに代わって勝負どころで攻撃の柱になった理由を聞かれると「シュートを『打たない=打てない』とは違う」と答えた。
「ウチのゴー・トゥ・ガイはブック。普段なら僕はチームメートのプレーを組み立てる役割を担って、周りの選手の背中を押すことの方が多いけど、シュートを『打たない=打てない』とは違う。相手のカバーを見て、何をすれば良いかを判断する。今日は3ポイントシュートが決まったけど、違う試合ではそうはいかないかもしれない。第2戦は違う選手が活躍するかもしれない。だからこそチームでやっているんだ。第1戦に勝てて良かった」
優勝未経験のポールは、サンズで2年連続のNBAファイナル進出を目指す。優勝までに必要な16勝のうち1勝を手にした彼は「今シーズンは新たなチームで挑んでいるわけで、プロセスを理解して楽しまないといけない」と言う。「目の前の試合に集中しないといけないし、先のことばかり考えてもいけない。とにかく楽しまないとね」
ブッカーは試合後の会見で「クリスは真の競技者」とポールを称えた。「彼は真の勝者。彼は本当に勝ちたいんだ。それは立ち振る舞いからも伝わってくるし、驚くような話でもない。彼は大きな試合で活躍するために鍛錬している」