CJ・マッカラムもイングラムを称賛「彼は特別な選手」
現地4月15日に行われた西カンファレンス第8シードを決めるプレーイン・トーナメント、ペリカンズvsクリッパーズの一戦は、ブランドン・イングラムが30得点6リバウンド6アシスト、CJ・マッカラムが19得点を記録し、ペリカンズが105-101で勝利した。西の第8シードとして4年ぶりにプレーオフに勝ち進んだペリカンズは、ファーストラウンドで首位通過のサンズと対戦する。
ペリカンズは、前半のフィールドゴール成功率を57%とし、リバウンド、ペイント内の得点、セカンドユニットの得点でもクリッパーズを上回っていた。しかし、お互いに負けられない条件は一緒で、前半を終えて10点ビハインドを負っていたクリッパーズは第3クォーター開始から20-2の猛攻で逆転し、このクォーターを38-18で圧倒。これで試合の流れが変わったかと思いきや、ペリカンズは第4クォーター序盤に11-0のランで3点差に詰め寄り、マッカラムの3ポイントシュートで88-88の同点に追いついた。
健康安全プロトコルによってポール・ジョージを欠いたクリッパーズは総力を駆使して逃げようとするも、ペリカンズは新人のトレイ・マーフィー三世の3ポイントシュートで再び同点に追いつき、ラリー・ナンスJr.、マッカラム、マーフィー三世の得点で10-0と畳み掛けてリードを奪い、大きな勝利を手にした。
キャリア初のポストシーズン進出を決めたイングラムは「大舞台で力を証明できるのは最高」と試合後のインタビューで語った。「チームが勝つために必要なことをやった。この試合の意味をチーム全員が理解していたし、プレーオフに勝ち上がりたかった。本当に勝ち上がりたかったんだ。相手のプレーに関係なく、勝つために必要なことをやろうと思っていた」
開幕から連敗が続き、シーズン前半戦は下位に低迷していたチームの流れを変えたのは、シーズン中のトレードで加入したマッカラムだった。イングラムは、頼れるベテランについて「彼がチームに違う側面をもたらした」と称えた。「彼は得点能力が高くて、相手の注意を引きつけてくれる。それが僕の得点にも繋がる。それにバスケットボールIQだって高い。若い選手や自分に自信を与えてくれた」
一方、マッカラムは、イングラムが大きな舞台で才能を証明できることを喜んだ。「彼は特別な選手。彼と一緒にプレーできるのもうれしいし、世界中が選手としての彼の能力の高さを目撃できることをうれしく思う。プレーオフに出られなければ、周囲の記憶に残らなかったり、過小評価されてしまうこともある。彼は最大のステージでプレーするチャンスを得たんだ。今日の試合でも素晴らしかった。守備でも積極的だったし、攻撃でも自分で機会を生み出せる」