「前のチームが僕を相手にどういうプレーをするのかを見られて楽しかった」
ウィザーズのクリスタプス・ポルジンギスにとって、現地4月1日に行われたホームでのマーベリックス戦は、今シーズン途中まで在籍した古巣との対戦となった。先発出場したポルジンギスは、24得点9リバウンド4アシスト2スティールを記録し、チームも135-103で勝利を収めた。
マブス時代にケガが多く、コンスタントに良いプレーができていなかったポルジンギスは、2月のトレードデッドラインまでにスペンサー・ディンウィディーとダービス・ベルターンスとの交換でウィザーズにトレードされた。
トレード後、初めてマブスと対戦したポルジンギスは「うれしかったよ。僕たちはプレーイン・トーナメント圏外だけど、楽しい試合だった」と語った。「前のチームが僕を相手にどういうプレーをするのかを見られて楽しかった。僕はこのチームで幸せだし、今日はみんなが僕を支えてくれた」
チームメートのケンテイビアス・コールドウェル・ポープは、選手紹介後にハドルを組んだ際、ポルジンギスにこんな言葉をかけたと言う。「彼には先発紹介の後のハドルで、『KP(ポルジンギス)、相手は君を出したチームだ。僕たちが君のために勝ってやるよ』と伝えた」
マブス時代には、ルカ・ドンチッチとの『ユーロ・デュオ』に大きな注目が集まったものの、肝心のプレーオフではファーストラウンドの壁を越えられなかった。ポルジンギスは、ドンチッチとの連携が期待を超えるものにならなかった要因について、次のようにコメントしている。
「僕たちはコート外で交流がなかった。仲が悪いわけではないよ。彼はとても性格が良いから、関係が悪くなることの方が難しいくらい。ただ、周りが期待していた通り、もしくは僕たちが思っていたようにならないこともある。世代を代表するような才能の持ち主と一緒にプレーできて楽しかったけど、それはもう過去の話だ」
「僕はこのチームで幸せだし、ウィザーズでのプレーは楽しい。ダラスでは素晴らしい時間を過ごせたし、ダラスで築いた人間関係を恋しくも思う。みんなが思っていたような結果にならないことは、時として人生で起こってしまう」
ポルジンギスと2年半デュオを組んだドンチッチは「彼がアグレッシブな時は、止めるのは不可能」と、かつての相棒を称えた。「ウィザーズはプレーオフ圏外だけど、来シーズンに期待するべきチームだ。彼(ポルジンギス)とは話をしたし、会えて良かった。彼のシュートは素晴らしかったね」