ケビン・デュラント

写真=Getty Images

ルーキーイヤーを過ごしたシアトルでのプレシーズンゲームで活躍

2007年のドラフト全体2位でシアトル・スーパーソニックスから指名されたケビン・デュラントが、10年ぶりにキー・アリーナに凱旋した。

10月5日に行なわれたキングスとのプレシーズンゲームで、シアトルのファンはデュラントの帰還を歓迎した。2008年にソニックスがオクラホマシティに移転してから同会場で行なわれる初のNBAゲームの開始前、デュラントが選手紹介の時にウォリアーズのウォームアップジャージを脱ぐと、中に着ていたのはソニックスのレジェンド、ショーン・ケンプのジャージー。これにシアトルのバスケットボールファンが沸かないはずはない。

コート中央でマイクを握ったデュラントは、2018年のWNBA王者シアトル・ストームの優勝を祝福。そして「今夜、NBAの試合がシアトルに戻ってきました。近い将来、この街にNBAチームが戻ってくることを願っています。今日は試合を楽しんでください」と、かつてのホームファンに語りかけた。

デュラントは、シアトルにNBAチームが復活することを希望している一人。試合前にも「今なら、NBA選手全員がシアトルにバスケットボールチームが必要なことを理解できると思う」ともコメントした。「自分たちにどうにかできることではないけど、これからもシアトルをサポートし続ける。みんながそうしたいと思っているはずだ」

ルーキーイヤーに慣れ親しんだキー・アリーナで、デュラントは26得点6リバウンド7アシストを記録。ウォリアーズは、クレイ・トンプソンも10本中6本の3ポイントシュート成功を含む30得点の活躍を見せ、122-94で快勝した。