ケルドン・ジョンソン

指揮官は選手たちの気持ちの強さを称賛「ウチの選手はあきらめない」

現地3月20日に行われたスパーズvsウォリアーズの一戦は、ケルドン・ジョンソンが第4クォーター残り0.3秒に押し込んだプットバックレイアップが決勝点になり、スパーズが110-108で勝利した。

ステフィン・カリーが負傷により離脱してから初の試合だったウォリアーズは、第4クォーター残り3秒にアンドリュー・ウィギンズがフリースローを獲得して1本目を決めるも、2本目を失敗してスパーズにプレッシャーをかけられなかった。また、ウィギンズの失投後にケボン・ルーニーのルーズボールファウルを取られてしまい、スパーズのヤコブ・パートルが2本のフリースローを獲得した。

1本目を成功させたパートルだったが、2本目はボールがバックボードに弾かれてしまう。両チームの選手がペイント内に雪崩れ込んだ中でリバウンドを奪うことに成功したジョンソンは、ターンしながら右手でボールをねじ込み、試合終了直前にスパーズが逆転。ウォリアーズは終了のブザーと同時にクレイ・トンプソンが3ポイントシュートを放ったが決められず、スパーズが敵地で逃げ切った。

14得点7リバウンド5アシストを記録したジョンソンは「なんとかリバウンドを奪えて、良いタイミングで決めることができた」と決勝点の場面を振り返った。

指揮官のグレッグ・ポポビッチは「以前も彼のオフェンシブリバウンドから勝った試合があった。だから彼を信用していた」とジョンソンを称えた。そしてポポビッチは若手の多いチームについて「ウチの選手はあきらめない」とも付け加えた。「まだまだ学ばないといけないことは多い。しかし、ウチの選手はあきらめない。それだけ気持ちが強い」

ベンチから25得点を記録したジョシュ・リチャードソンは「スマートなプレーだった」と、ジョンソンのプレーについてコメントしている。「ヤコブの2本目のフリースローが外れて、デジャンテ(マレー)に『俺が行く』と言ったら、彼も『俺が取りに行く』となって、自分は一歩退いた。デジャンテがボールを取りに行ったらKJがボールを取って、そこからすごく速かった。スマートなプレーだったよ。ボールを死守する素晴らしいプレーだった」