「今日のような状況で勝てた経験はとても大きい」
現地3月20日に行われたサンズvsキングスの一戦は、オーバータイムの末にサンズが127-124で勝利した。
決勝点を決めたのは、『伏兵』ランドリー・シャメットだった。120-121で迎えたオーバータイム終盤、シャメットはミケル・ブリッジズとビスマック・ビオンボのスクリーンを使って左コーナーに移動し、トーリー・クレッグからのインバウンドパスを受け取ると3ポイントシュートを成功させた。このプレーで逆転したサンズは、その後も点を決め続けて延長戦を制し、5連勝をマークしている。
シャメットは「モンティ（ウィリアムズ）が素晴らしいプレーをセットしてくれた」と、決勝点のプレーを選択した指揮官を称えた。「彼はバスケを熟知している人だし、何よりも終盤の場面でプレーを実行できたのが素晴らしかった。僕のコーナーシュート成功は、ほんの一部分だよ。ミケルもビズも素晴らしいスクリーンをセットしてくれて、クレッグとのタイミングも完璧だった。そのおかげでコーナーでオープンになれた。3ポイントシュートは何百万回も決めているけど、終盤にプレーを決められたことが大事なんだ」
司令塔のクリス・ポールは負傷離脱中で、この日はオーバータイム終盤までにディアンドレ・エイトンとデビン・ブッカーもファウルアウトになるなど、サンズは苦戦を強いられた。シャメットは「ウチは絆が強いチームだし、全員が準備を整えている。今日のような状況で勝てた経験はとても大きい」と試合を振り返っている。
「ウチは全員で競い合う。お互いの力を信じて、切磋琢磨し合っている。ロッカールームの団結を強めるのに必要なピースが揃っているし、素晴らしいリーダーシップもある。僕が今までプレーしてきたチームの中で最高のロッカールームなのは間違いない」
サンズは、この日の勝利でシーズン60勝、リーグ首位確定にまた一歩前進した。次戦では、今もっとも勢いに乗るティンバーウルブズと敵地で対戦する。
