ルカ・ドンチッチ

決勝点を挙げたスペンサー・ディンウィディーを「クラッチプレーヤー」と称賛

現地3月3日に行われたウォリアーズvsマーベリックスの一戦は、ルカ・ドンチッチが41得点10リバウンド9アシスト、スペンサー・ディンウィディーがベンチから17得点を記録し、マブスが122-113で勝利した。

マブスは一度もリードを奪われることなく勝利を収めたが、ウォリアーズの反撃に遭い、第4クォーター6分28秒には同点(104-104)に追いつかれた。タイムアウトを取ったマブスは、再開後のプレーでディンウィディーがドライブから強引にジャンプシュートをねじ込むと、さらに次のポゼッションでもディンウィディーがステップバックからジャンプシュートを成功させて試合を落ち着かせた。ディンウィディーは第4クォーターだけで7得点を記録し、前回のウォリアーズ戦と同様にチームを勝利に導いた。

ウィザーズからマブスにトレードされたばかりのディンウィディーは「チームメートのおかげで上手くやれている」と、試合後のインタビューで語った。「みんなから『アグレッシブにやってくれ』と言ってもらえている。そのおかげで自分の仕事がやりやすくなっているんだ」

ドンチッチは、頼れるディンウィディーを「彼はクラッチプレーヤー」と称賛した。「チームにフィットするまでもう少し時間がかかるかもしれないと思っていたけど、彼の活躍に驚くことはない」

試合後、ヘッドコーチのジェイソン・キッドは、第4クォーターに同点に追いつかれた場面について「以前のチームだったら、あそこで揺れ動いてしまっていたかもしれない」と振り返った。たしかにウォリアーズに0-8のランを許した時間帯にはショットクロックバイオレーションでポゼッションを失うなど嫌な流れになりかけた。それでも、マブスは崩れずに耐えて3連勝をマークし、直近11試合で9勝と好調を維持している。キッドは「今日の試合では、精神的な成長が見られたし、ポジティブな形で反応できた」と続けた。

この評価を聞いたドンチッチは「コーチの意見は正しい。僕たちは一つになって戦っている。精神的にも崩れずにやれた。僕たちは成長している」と答えている。

キッドは、2月の月間最優秀選手賞に選出されたドンチッチを「最近の彼のプレーは本当に素晴らしい。コーチとしての目線、観客としての目線、それにチームメートとしての目線で見ても称賛に値する」と絶賛した。その上で「これからも今のようなプレーを続けてもらいたいが、チームメートにも彼の勢いに便乗してもらいたい」と話した。

「特定の個人によるワンマンショーだとしても、ルカにはチームメートが必要だ。そして、チームメートもルカを必要としているんだ」