ジュリアス・ランドル

プレーイン・トーナメント争いに割って入れるか

ニックスは昨シーズン、東カンファレンス4位でプレーオフに進出し、長かった低迷期をついに脱したかと思われた。しかし、今シーズンは序盤から苦戦し、オールスターブレーク前の8試合で4連敗と3連敗を喫してさらに失速してしまい、25勝34敗で東の12位に低迷している。それでも、プレーイン・トーナメントに進出可能な10位とのゲーム差は3.5で、レギュラーシーズン残り23試合の成績次第でその争いに加わることは可能だ。

現地25日のヒート戦を前にエースのジュリアス・ランドルが会見に出席し、終盤戦の抱負を語った。ブレーク期間中はニューヨークに滞在し、家族との時間を最優先したランドルは「とても良い休養になった」とコメント。話がチームのことになると「僕たちは目の前の試合に集中してやらないといけない。何をすべきかは分かっている。そこに全力を尽くすだけだ」と語った。

ケンバ・ウォーカーの今シーズン残り試合欠場が発表された今、ニックス浮上のキーマンに足首の手術で欠場を続けていたデリック・ローズが挙げられている。間も無く復帰予定のローズについて、ランドルは「彼は素晴らしい選手で、多くのものをチームにもたらしてくれる。本当にいろいろなことをやってくれる存在なんだ。とても頼りになる選手だから、復帰を楽しみにしている」と語った。

「デリックは常に正しいプレーをする選手だ。レーンに飛び込む方法を熟知していて、相手のディフェンスを広げる方法も心得ている。その上でチームメートをリズムに乗せられるし、プレーのペースを上げることができる。そしてビッグショットも決められる。それだけのプレーを何年もやっている選手だよ」

ランドル自身も、ブレーク前から調子を上げている。チームの戦績は伴っていないものの、ここ7試合で平均29.6得点を記録。ニックスが再浮上を果たすには、エースの力が欠かせない。ランドルは「自分も目の前の試合に集中するだけ」と言う。「毎試合でベストを尽くせるように準備を整える。残り23試合を戦い抜くために準備している」

ニックスは明日、ホームでヒートと対戦後、セブンティシクサーズとのホーム&アウェイ、そしてサンズ戦など強豪との対戦を含むロード7連戦を控えている。2年連続のプレーオフ進出を果たすには、今後数週間が山場になりそうだ。