ルカ・ドンチッチ

写真=Getty Images

16得点6リバウンド3ブロックの活躍

マーベリックス新人のルカ・ドンチッチが、上々のプレシーズンデビューを飾った。北京ダックスとのプレシーズンゲームに先発出場したドンチッチは、30分出場し、16得点6リバウンド2アシスト3ブロックを記録。チームは前半こそリズムに乗りきれなかったものの、後半を64-21で圧倒し、116-63で完勝した。

本拠地アメリカン・エアラインズ・センターに集まったマブスファンに大歓声で出迎えられたドンチッチは、「プレシーズンゲームだったから、そこまで大きな歓声をもらえると思っていなかった。でも、すごくうれしかった」とコメント。レアル・マドリーで最後のシーズンとなった昨シーズンにユーロリーグ初優勝、オール・ユーロリーグ・ファーストチーム選出、史上最年少でユーロリーグMVP、ファイナル4MVP、リーガACBのMVPも獲得するなど、欧州でのタイトルを総なめにしたドンチッチでも、NBAでの初実戦を前に緊張していたという。

「初めての試合は、誰だって少しナーバスになるものだよ。チームも、環境も変わったからね。でも、上手くいったと思う。チームとしても良いプレーができた。それが大事だから」

対戦相手はNBAチームではなかったが、ドンチッチはハンドリング技術、視野の広さ、シュートレンジの広さをアメリカのファンの前で披露し、守備でも勝利に貢献した。

ドンチッチとのデュオが期待される2年目のデニス・スミスJr.も「期待した通り」と、相棒を称賛している。「彼ならすぐにアジャストできる。良いプレーが出来るよ」

マブスは、来週に中国に向かい、セブンティシクサーズとプレシーズンゲーム2試合を行なう。ジョエル・エンビード、昨シーズンの新人王ベン・シモンズ、昨年のドラフト全体1位指名選手マーケル・フルツらとのマッチアップで、ドンチッチがどういうプレーを見せるかに注目したい。