指揮官ナッシュとは元チームメートの間柄
スパーズとバイアウトで合意し、フリーエージェントとなっていたゴラン・ドラギッチがネッツと契約を結んだと『ESPN』が報じた。
スロベニア出身、35歳のドラギッチは190cm86kgのコンボガード。2008年にサンズでNBAデビューを果たし、ロケッツやヒートを経て、カイル・ラウリーとのサイン&トレードの際に2021年にラプターズへ加入した。ラプターズでは5試合に出場したが「個人的な理由」でチームから離脱していた。
ドラギッチはキャリア平均13.9得点、4,8アシスト、3ポイントシュート成功率36.4%を記録しているが、プレーオフではさらにその数字を伸ばしている。ヒートがNBAファイナルに進出した2019-20シーズンには、レイカーズとのファイナル初戦で足底筋膜を断裂するまで先発を任され、17試合に出場して19.1得点、4.4アシスト、4.1リバウンドを記録していた。
ポストシーズンでも活躍が見込めるベテランの獲得にレイカーズやウォリアーズ、クリッパーズ、バックス、ブルズなどの強豪チームが動いていたとされたが、この度ネッツとの契約が決まった。
ネッツの指揮を執るスティーブ・ナッシュとは2008年から2011年にサンズでチームメートとしてプレーした間柄。ベン・シモンズが加入したものの、計算のできるドラギッチは重宝されるだろう。なお、ネッツはドラギッチ獲得のためジェボン・カーターをウェイブするという。