『INSIDE AKATSUKI』は、日本代表スタッフが収録した、バスケットボール日本代表の選手たちの『ありのままの姿』を見ることができる映像コンテンツ。今シリーズでは、ワールドカップアジア地区予選のWindow2に向け強化合宿をスタートさせた男子日本代表候補の裏側を連日伝えていく。

日本代表合宿3日目。この日の全体練習ではパスを意識した練習を行う男子日本代表チーム。力強いパスを送る選手たちだが、トム・ホーバスヘッドコーチは「パスが弱い!」と檄を飛ばす。すると、檄が飛ぶ前とは明らかに違う力強さを見せる選手たち。やはりホーバスヘッドコーチが飛ばす『檄』が持つパワーはすごい。

前回のWindow1に続き、合宿に招集されている寺嶋良は「新しいフォーメーションを覚えるのは大変ですけど、新しいオフェンスを学べるのですごく良い機会だなと思います」と語る。中国戦では持ち味である勢いのあるドライブでインパクトを残した寺嶋だが、Window2に向けては再びロスター枠を巡った競争が始まっている。ポイントガード陣は熾烈な戦いだが、「ガード陣の中では一番若手なのでたくさんのことを吸収して、結果的に選ばれたらうれしいですけど、その中でこういう合宿自体、すごく大事な機会なので、たくさん学んでいきたい」と言う。学びに対して貪欲な姿勢を見せる寺嶋が今回の合宿を通してどんな成長を見せるのか、今から楽しみでならない。

2017年以来の代表招集となった谷口大智は、合宿3日目となり「みんなとしゃべれるようになりましたね」と語る。それでも、齋藤拓実のことを『齋藤くん』と呼んでおり、「まだちょっと(下の名前では)呼びにくい」とシャイな一面を見せる。どうやら距離の詰め方を模索中のようなので、どのように変化していくか、今後の『INSIDE AKATSUKI』の注目ポイントの一つにしようと思う。

そして、ホーバスヘッドコーチは最年長の竹内公輔をアソシエイトヘッドコーチに就任したコーリー・ゲインズに紹介している。ホーバスヘッドコーチは「中国戦では良い仕事、良い選択をしていた」と称えつつ、「私としては、もう少し積極的にシュートを打ってくれるといいな」とも続けた。するとゲインズアソシエイトヘッドコーチは「シュートを打たないと得点はうまれない。打たないシュートは100%外れる!」と言う。この会話を聞くだけで、男子日本代表がどんなチームになるのか、ワクワクしてくる。

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