勝利への執念を見せたヒートが劣勢を覆してホーネッツを撃破、カイル・ラウリー「ひどく疲れたけど、最高に楽しい試合だった」

勝利への執念を見せたヒートが劣勢を覆してホーネッツを撃破、カイル・ラウリー「ひどく疲れたけど、最高に楽しい試合だった」

2022/02/19 11:30
ヒート

指揮官スポールストラ「こういう試合に勝つのはコーチ冥利に尽きるよ」

現地2月17日に行われたホーネッツvsヒートは、何ともスリリングな試合だった。両チームともにディフェンスがオフェンスを上回り、第4クォーターを終えて87-87。最初のオーバータイムを終えた時点でも97-97と超ロースコアの展開に。ヒートは第1クォーターで2桁のリードを得たものの、スタメンがベンチに下がるとプレー強度を持続できず、一気にホーネッツに巻き返された。

試合を通じてヒートは苦戦が続いた。シュートタッチが総じて悪く、中でもジミー・バトラーがフィールドゴール24本中成功わずか5本と大ブレーキ。バム・アデバヨもペイント内で徹底的にマークされ、シュートアテンプト自体が伸びなかった。そんな状況で迎えた劣勢の第4クォーター、ダンカン・ロビンソンの3ポイントシュートが爆発。彼もそれまで当たりが来なかったが、最初の1本を決めるとリズムをつかみ、ファウルを受けながら決める4点プレーあり、アデバヨやPJ・タッカーへのアシストありと低調なオフェンスを勢い付け、ラスト5分で13-5のランでオーバータイムに持ち込んだ。

オーバータイムにオフェンスを引っ張ったのはカイル・ラウリーだ。他の選手のタッチが良くない中で、思い切ってシュートを放っては決めていく。ケガで複数の主力を欠き、セカンドユニットの時間帯にホーネッツに圧倒される展開だっただけに、ラウリー、ロビンソン、バトラー、タッカー、アデバヨの5人は下げられない。疲労がないはずはないのだが、オーバータイムに入ってむしろプレーの強度が上がった。

2度目の延長のラスト1分、シュート絶不調のはずのバトラーが2本連続でシュートを決める。一方のホーネッツは最後の最後でロンゾ・ボールがファウルアウトになり、ヒートに押し切られた。最終スコア111-107でヒートが勝利している。

試合後、ラウリーとアデバヨ、バトラーは3人揃って会見場に現れた。バトラーは「今日は多くのシュートを外してしまって……」と言ったところで隣のアデバヨが爆笑し、ラウリーは顔を手で覆う。「でもカイルもダンカンも3ポイントシュートを外した数は変わらないな(笑)。実際に外しまくったけど、積極的に打つ姿勢を崩さなかったのが良かった。それで勝てたんだから、確率が低いことは気にしないでおくよ。同じように第4クォーターに大量ビハインドを背負っていたのに、あきらめずに戦えたのも良かった」

アデバヨは「僕らが素晴らしいバスケをやったのは間違いないと思う。シュートはあまり決まらなかったけど勝てたし、東カンファレンスの首位で前半戦を終えることができた」と語る。ラウリーは劣勢を挽回できた理由を問われると「全員が一つにまとまっていたからだろうね」と答えた。「苦しい状況だったけど、どうやったら打開できるかを全員で探った。ひどく疲れたけど、最高に楽しい試合だった」と満足そうだ。

ヒートを率いるエリック・スポールストラも「こういう試合に勝つのはコーチ冥利に尽きるよ」と言う。「こちらのボールは走らないのに相手はタフに戦ってくる。何一つ上手くいかないまま、相手が試合をコントロールしている。その状況でとにかく守備を引き締めて試合を破綻させず、選手たちの気持ちを良い方向に持っていく。すべてのポゼッションで得点しなきゃいけない、なんて思わせたらダメだ。いくら苦しくても、選手にやれること以上のことを求めても上手くいかない。今回はディフェンスに集中して粘っているうちにロビンソンの3ポイントシュートが当たり始めた。きれいな勝ち方じゃないかもしれないけど、私はこういう勝利こそ好きなんだ」

直近の7試合で6勝を挙げたヒートは38勝21敗でブルズと並んでカンファレンス首位に立っている。

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