ケビン・ラブ

ブランドン・グッドウィン「全員で守らないといけなかった」

現地1月31日に行われたペリカンズvsキャバリアーズは、ブランドン・グッドウィンがベンチからキャリアハイに並ぶ21得点、同じくセカンドユニットのケビン・ラブも15得点11リバウンド、先発センターのジャレット・アレンが16得点8リバウンド、ジェディ・オスマンが自己最多の12アシストを記録し、キャブズが93-90で勝利した。

プレーメーカーでありリーディングスコアラーでもあるダリアス・ガーランドが腰を痛めて欠場したものの、前日に東カンファレンス14位のピストンズを相手に不覚を取ったキャブズには勝利が必要だった。5点ビハインド(60-65)で第4クォーターを迎えると、セカンドユニットのラブとグッドウィンを中心に第4クォーターのオフェンスを展開。最終クォーターだけでラブは10得点、グッドウィンは12得点の活躍で、終盤の逆転劇を演出した。

ただ、最終的にキャブズに勝利をもたらしたのは、100ポゼッションあたりの平均失点でリーグ3位(105.2)の数字を残しているディフェンスであり、後半はほとんどの時間帯でペリカンズにリードを許す展開でも泥臭く粘り続ける精神力だった。

試合終盤は互いに点を取り合い、1ポゼッションを争う接戦に。キャブズはラブが要所でターンアラウンドからのシュートを続けて成功させてペリカンズに食らい付くと、88-90で迎えた残り1分半にはラブのレイアップミスをアレンがカバーし、オフェンスリバウンドからのダンクで90-90の同点に追いつく。

アイザック・オコロのフリースローにより92-90と抜け出したキャブズは、直後のポゼッションでエバン・モーブリーがデボンテ・グラハムのレイアップをブロックで阻止。このプレーで会場は大きく沸き、チームの士気もさらに上がった。ペリカンズは最後のオフェンスでヨナス・バランチュナスにボールを託したが、アレンが張り付いて得点を許さず、守り勝った。

ヘッドコーチのJ.B.ビッカースタッフは「ウチは泥臭く勝つチーム」とチームパフォーマンスを称賛した。

合計52得点を記録したセカンドユニットを引っ張ったグッドウィンは「離脱している選手もいたから、全員で戦って全員で守らないといけなかった。守備のおかげでオフェンスが機能した」と試合後のインタビューで話した。

今シーズンはまだ11試合目の出場だったグッドウィンは「Gリーグでプレーする時期もあったけれど、出番が来るときに備えておくだけ。その姿勢はどの選手にとっても大事だ」と続けた。

上位争いを続けていくのは連敗しないのが非常に大事。そういう意味ではバック・トゥ・バックの2試合目でガーランドが欠場したにもかかわらず勝てたことは、大きな自信に繋がる。キャブズの躍進はまだまだ続きそうだ。