ニコラ・ヨキッチ

ヨキッチは28分のプレータイムにもかかわらずトリプル・ダブル級の大活躍

現地1月30日に行われたナゲッツvsバックスの一戦は、ナゲッツが3ポイントシュート成功数(23)とアシスト数(39)でシーズン最多の数字を残し、136-100で快勝した。

65-57で前半を折り返したナゲッツは、第3クォーターからギアを上げてディフェンディング王者に襲いかかった。流れるようなボール回しを象徴したプレーは、第3クォーター残り8分27秒に見られた。ニコラ・ヨキッチ、ウィル・バートンを経由し、バックスの選手の背後からペイント内に侵入したアーロン・ゴードンがバートンからのノールックパスを受け取りダンクでフィニッシュ。12-5のランを決めて77-62としたナゲッツは、セカンドユニットに任せた第4クォーター残り6分46秒までに118-93と大差を付けて完勝。これにはバックスのヘッドコーチであるマイク・ブーデンホルザーも「相手の方がウチより優れていた」と完敗を認めるしかなかった。

5連勝で1月を締めくくったナゲッツは、ヨキッチが第3クォーターまでのプレーで18得点9リバウンド15アシスト、ゴードンが24得点7リバウンドを記録した。ヘッドコーチのマイク・マローンは「チーム全員でつかんだ勝利」と快勝に満足。そして直近5試合で平均43.0得点を記録しているセカンドユニットについて聞かれると、キーマンにボーンズ・ハイランドを挙げた。

「決してファクンド・カンパッソが原因で苦しんでいたわけではない。ただ、異なるやり方を試す時期だった」とマローンは説明している。ベンチから13得点5リバウンド6アシストを記録したハイランドは「最近のウチのセカンドユニットに対する信頼レベルは、6から9に上がったような感じ」と語った。

この試合では、ヨキッチとヤニス・アデトクンボによるシーズンMVP対決にも注目が集まり、両選手は試合後に抱擁し、健闘を称え合った。ヨキッチは「ヤニスは素晴らしい人物。インターナショナルプレーヤーの間には、なんというか繋がりが生まれるもの」とコメント。そしてアデトクンボの能力を絶賛した。「彼は相手チームのプレッシャーを引きつけられる選手。彼をガードできる選手なんていない。相手が彼に注意を向けることで、彼はオープンな選手にパスを出せる」