トレイ・ヤング

出場時の得失点差はゲームハイの+15、伏兵オコングの活躍

現地1月30日、ホークスvsレイカーズの一戦は最終クォーターを38-20と圧倒したホークスが2桁のビハインドを覆し、129-121の逆転勝利を飾った。

シュートタッチが好調でフィールドゴール成功率が70%を超えるレイカーズのオフェンスを止められず、ホークスは前半に71失点を喫した。後半に入っても追いかける展開が続いたが、最終クォーターにディフェンスの強度を上げて失点を防ぐと、そこからリズムが生まれ38-20のビッグクォーターを作り上げた。

ともにゲームハイとなる36得点12アシストを記録したトレイ・ヤングは、最終クォーターに13得点を固めてチームを勝利に導いた。特にオフェンスでの活躍に注目がいくが、「最後はディフェンスで勝つという正しいマインドセットができれば、僕たちはどんな試合でも勝つチャンスがあると思うんだ」と語り、ディフェンスでの勝利を強調した。

ホークスはヤングの他にジョン・コリンズが20得点11リバウンドのダブル・ダブル、クリント・カペラが15得点9リバウンド、オニエカ・オコングが16得点を記録した。特にオコングはフィールドゴール9本中8本を成功させ、最終クォーターだけで12得点を挙げて、ヤングとともにビッグクォーターを作り出す立役者となった。また、この試合で27得点を許したアンソニー・デイビスをマークし、最終クォーターの得点を5に抑えるなどディフェンス面での貢献度も高く、出場時の得失点差はゲームハイの+15を記録した。

ヘッドコーチのネイト・マクミランもそんなオコングを称賛し、「デイビスとリングの間に上手く身体を入れて、素晴らしい仕事をしていた。だから彼をそのまま使って試合を終わらせようと決めたんだ」と語り、最終クォーターをフル出場させた理由を明かした。

一方、敗れたレイカーズはマリク・モンクが8本の3ポイントシュート成功を含む33得点を挙げ、デイビスも以前のようなパフォーマンスを発揮したが、勝利に結びつかなかった。痛い逆転負けとなったが、20得点12アシストを記録したラッセル・ウェストブルックは「今は自分たちが望むポジションにはいないけど、それでいい。僕たちはチームとして何が必要かを分かっている」と話し、前向きに受け止めた。

レイカーズは左膝のケガにより3試合連続で欠場しているレブロン・ジェームズを一足先にロサンゼルスに帰し、治療に専念させた。指揮官のフランク・ボーゲルは「この2試合は良いプレーができていたが、あと少し足りなかった。レブロンがいようがいまいが、ホームに戻って次の試合の準備をしなければいけない」と語った。レブロンが離脱後のチームは3連敗を喫し、今シーズン最低の勝率まで落ち込んでいる。