ザック・ラビーン

サンダーは28点差から1点差まで詰め寄るも勝ち切れず

現地1月24日に行われたブルズvsサンダーの一戦は、第4クォーターに猛攻を仕掛けたサンダーの勢いを受け止めたブルズがリードを守り、111-110で勝利した。

ブルズは第3クォーターにリードを最大で28点(84-56)にまで広げ、このまま楽に勝てると思われた。しかし、その後サンダーはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを起点に着実に点差を縮め、14点差(78-92)で第4クォーターを迎える。勢いづくサンダーは最終クォーターに入って守備の圧力をさらに上げ、ブルズはシュートミスが続いた。その間もサンダーはギルジャス・アレクサンダーの得点と3ポイントシュートをコンスタントに決めて点差を縮める。そして残り5分50秒から約3分半得点がなかったブルズとの点差を一気に1桁にすると、残り2分から7-0のランでついに1点差(107-108)に迫った。

ブルズは、左膝の負傷から復帰したザック・ラビーンが残り9.9秒にフリースロー2本を確実に沈めてリードを3点に広げる。ラビーンはサンダーのポゼッションとなった直後、シュートが当たっていたギルジャス・アレクサンダーのマークにつき、タフショットを打たせることに成功。ギルジャス・アレクサンダーの3ポイントシュートは決まらず、ジャボンテ・グリーンのフリースローで1点を追加したブルズが敵地で勝利をモノにしている。

ヘッドコーチのビリー・ドノバンは、猛追を受けた理由としてアレックス・カルーソ(手首骨折)とロンゾ・ボール(左膝打撲)不在の影響があったと試合後の会見で語った。「ロンゾとアレックスはウチの要のボールハンドラーだ。彼らがいない状況で、相手がフルコートを駆使して圧をかけてくる状況になってしまったら、どうにかして対応するしかない」

復帰戦で23得点7リバウンド7アシストを記録したラビーンは「良い感じでやれた」。家にいるだけの生活は退屈だった」と語った。ブルズはデマー・デローザンが休養のため欠場したが、ニコラ・ブーチェビッチが26得点15リバウンド4アシスト、アヨ・ドスンムがシーズンハイの24得点に加えて5リバウンド8アシストを記録し、接戦をモノにした。