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指揮官ウォルトンは不必要なファウルの多さを指摘

新進気鋭の指揮官ルーク・ウォルトン、躍進が期待される2年目のディアンジェロ・ラッセル、新人王候補の一角ブランドン・イングラムを軸に、『コービー後』の新たなチーム作りを進める新生レイカーズは、現地10月7日、本拠地ステイプルズ・センターでナゲッツとのプレシーズンゲームを戦った。

37-32で制した第1クォーターを9-0のランで締め、ラッセルが前半だけで19得点の活躍を見せ58-49とリードしてハーフタイムを迎える。レイカーズは若いチームらしい勢いを感じさせた。第3クォーターを終えた時点でも8点のリード(80-72)を保持。第4クォーター中盤までにリードを最大で11点(92-81)に拡大したレイカーズが勝ちきると思われた中、それまで劣勢だったナゲッツが新人コンビのプレーから息を吹き返す。

ジャマール・マレー、ファン・エルナンゴメスの得点で点差を一桁に戻したナゲッツは、88-93で迎えた残り3分44秒からエルナンゴメス、マリック・ビーズリー、マレーで連続6点を決めて逆転。これでレイカーズは焦りが出てしまい、レイアップのミス、ターンオーバー、そしてフリースローまでも失投して自滅し、プレシーズン2試合目にして初の敗戦を喫した。

試合後、ウォルトンは「試合開始からの6分間を除いては良いプレーができた。ボールを回し、速いペースで試合を進められたと思う。このスタイルがチームに最高のチャンスを与えてくれるはずだ。それに、ファンにとっても見ていて楽しい試合になっただろう」と、パフォーマンスには及第点を与えた。しかし、今後の課題については、次のように話している。

「相手のフィールドゴール成功率を35%に抑えられたのは良かったが、不必要なファウルから相手にフリースローを与え過ぎた。試合を通じ、相手は30本も獲得した。無用のファウルを犯す癖は止めないといけない」

フィールドゴール8本中2本成功、わずか6得点に終わったイングラムのパフォーマンスに落胆する意見に対してウォルトンは、「練習ではしっかりと決めているので心配していない」と語った。

ナゲッツではユスフ・ヌルキッチが18得点14リバウンド、マレーが16得点を記録。

レイカーズでは、ラッセルがゲームハイの21得点、ジョーダン・クラークソンがベンチ出場から15得点を挙げた。

ドラフト全体2位で入団したイングラム。ファンにとっては物足りないパフォーマンスとなってしまった。