アレックス・アデトクンボと契約か?
ラプターズがともにNBAキャリア1年目のフレディ・ギレスピーとレジー・ペリーをウェイブしたことを発表した。その結果、ロスターの残り3枠を渡邊雄太、サム・デッカー、アイザック・ボンガ、イシュメイル・ウェインライトが争うことになる。
日本のファンにとっては渡邊のロスター生き残りが気になるところだが、その心配は杞憂に終わるかもしれない。渡邊は123-107で勝利したセブンティシクサーズとのプレシーズンゲームで10得点7リバウンド2ブロックと素晴らしい活躍を見せた。連戦となった翌日のシクサーズ戦には左ふくらはぎの張りで欠場したが、指揮官のニック・ナースは「今後のプレシーズンに出られるかは分からないが、開幕戦に戻ってくることを願っている」とロスター入りを示唆していた。
そうなると、デッカー、ボンガ、ウェインライトの3人で2枠を争うことになる。本日行われたウィザーズとのプレシーズンゲームで先発を任されたボンガは14分のプレータイムで3得点4ファウルとアピールに失敗。一方、ウェインライトは18分間のプレータイムで7得点4リバウンドを記録するとともに、出場時の得失点差を表すプラスマイナスはチーム最多の+20を記録した。また、デッカーもこの試合でチームトップタイの4本の3ポイントシュート成功を含む18得点を記録するなど、アピールに成功した。
ロスター生き残りの競争が激しさを増す中、ラプターズはジョシュ・ホールとエグジビット10契約を結び、さらに『Sportsnet』の記者によれば、アデトクンボ家の4男、アレックス・アンテトクンボともエグジビット10契約を結ぶという。
エグジビット10契約とは無保証かつ最低年俸での契約で、レギュラーシーズン開幕までに2ウェイ契約に切り替えることが可能。契約解除された場合でも、契約チームの下部組織であるGリーグチームと契約し、60日間在籍する条件を満たせば最大5万ドルのボーナスが支給されるというもの。渡邊もこのエグジビット10契約からスタートし、昨シーズンに本契約を勝ち取った。NBA開幕まで1週間を切ったが、当落線上にいる選手たちは気の抜けない戦いがギリギリまで続く。