新加入選手との競争でチーム力アップへ
ブルズがコビー・ホワイトとパトリック・ウィリアムズ2人のチームオプションを行使し、新シーズンの契約を結んだ。
ホワイトは2019年ドラフト7位指名を受けたコンボガード。193cmと上背はないが突破力に長け、シュート力も兼ね備え、昨シーズンはザック・ラビーン、二コラ・ブーチェビッチに次ぐ平均15.1得点を記録した。6月に左肩の手術を受けたため、来シーズンの開幕に向けての状態が問題視されているが、この度契約に至った。
ウィリアムズは昨シーズンにドラフト4位でブルズに加入したスモールフォワード。出場した71試合すべてに先発し、平均27.9分のプレータイムで9.2得点、4.6リバウンドを記録し、オールルーキーセカンドチームに選出された。
ブルズは今オフにデマー・デローザン、ロンゾ・ボール、アレックス・カルーソらを獲得し、勝ちにいく姿勢を見せた。オールスターであるラビーンとブーチェビッチを中心とし、実績のある彼らが加わったことで5年ぶりのプレーオフ進出も現実味が帯びた。
ホワイトとウィリアムズら若手有望株にとっては、プレータイムが減少する恐れもある。それでも、競争が活性化することでチーム力は底上げされ、『win-win』な結果をもたらす可能性は十分にある。