「僕はチームの目標に集中している」
現地9月9日、レイカーズはフリーエージェントのディアンドレ・ジョーダンとの契約を発表した。同日、ジョーダンは入団会見に臨み、新天地での意気込みを語った。
この2年はネッツに所属するも、残念ながら優勝に手が届かなかったジョーダンは「クリッパーズ時代も、それにネッツ時代も、ケガ人などが重なってしまって運がなかった」と、これまでのキャリアを振り返った。
NBAキャリア1年目から10年間、クリッパーズに在籍した彼にとっては久々のロサンゼルス復帰になる。クリッパーズではなく、ライバルチームの選手として戻ることについて「クリッパーズ時代も良くしてもらえたし、当時からレイカーズファンがたくさんいるのも知っていた。ロサンゼルスは、非常に大きなスポーツタウン。僕はチームの目標に集中しているよ」と答えた。
レイカーズではドワイト・ハワード、マルク・ガソルとのポジション争いになる。「これまで言ったかどうかは分からないけど、ずっと一緒にやってみたいと思っていた選手たちとチームメートになれた」と語ったジョーダンは、かつてのNBAのNo.1センターだったハワードへの思い、そしてレブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビスについて、こう語った。
「同じビッグマンとして、高校時代はドワイト・ハワードのプレーを見ていた。これまで同じチームでプレーする機会はなかったけど、彼がマジックや他チームに所属していた時代には何度か対戦した。一緒にやれるのはうれしいね。それにレブロン、ラス、AD(デイビス)とは何年も対戦してきた。特にラスとADは、西カンファレンスで年に3、4試合くらい対戦していたからね。ラスは獰猛に、攻撃的に向かってくる選手。もう彼とリム周辺で戦わなくて済む。恐れ知らずの選手さ」
「ADは非常に高い技術を備えた選手で、あらゆる形で得点を決められる。それに守備も良い。レブロンも何年もこのリーグの勝者として君臨している選手で、攻守両面でチームを引っ張れる。彼のようにバスケットIQが高くて、アンセルフィッシュな選手とチームメートになれて興奮しているよ」
起用法は未定だが、先発、セカンドユニットにかかわらず、インサイドでデイビスの負担を軽くしてくれる存在なのは間違いない。キャリア初優勝を成し遂げるため、ジョーダンはパープル&ゴールドのジャージーに身を包み、今シーズンに挑む。