ケビン・デュラント

苦労人アリゼー・ジョンソンもベンチから20-20の大活躍

現地29日に行われたネッツvsペイサーズの一戦は、ケビン・デュラントがシーズンハイの42得点、アリゼー・ジョンソンがベンチから20得点21リバウンドというパフォーマンスを見せ、ネッツが130-113で勝利した。

デュラントは、4本中2本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール24本中16本を成功させた他、10アシストを記録するなどプレーメーカーとしても活躍。試合後の会見で「相手からダブルチームを仕掛けられるようにしたい。ただ、得点を決めるチャンスがあれば生かしたい」とコメントした。

デュラントとともにチームを勝利に導いたジョンソンは「チームメートが自分を乗せてくれて、イージーな形で点を決められた。チャンスを与えられた時のために準備をしている」と語った。

2018年のドラフトでペイサーズから全体50位で指名されたジョンソンは、今シーズン開幕前にラプターズと無保証の『Exhibit 10』契約を結んだが、12月に契約を解除され、その後Gリーグのラプターズ905でプレーし、3月にネッツと10日間契約を結んだ。ネッツでのチャンスを生かして複数年契約を勝ち取ったジョンソンについて、デュラントは「アリゼーは人間としても素晴らしいし、バスケに対する姿勢も素晴らしい」と称えている。

「ドラフトされたインディアナに戻ってきて、良いプレーをしていた。ベンチから20-20なんて、文字通り彼はコートのあらゆるところに顔を出して、オフェンシブリバウンドを記録して、チームのペースをプッシュしてくれた。アリゼーがチームの一員なのをうれしく思うし、これからも今日のようなプレーを続けて欲しい」

ベンチから20-20というネッツ史上3人目の快挙を成し遂げたジョンソンは「日々努力してきたし、ここから自分のキャリアがスタートした。しっかり準備を整えて試合に臨めた」と、古巣との試合を振り返っている。

今シーズンのネッツは、デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービング、ブレイク・グリフィンらスター選手揃いのチームだが、ジョンソンのような叩き上げが控えているのは心強い。

4連勝で東カンファレンス首位をキープしているネッツは、現地30日にホームでトレイルブレイザーズと対戦する。