「試合が終わってからずっと、この24時間も考えている」
キャバリアーズのJR・スミスは、5月31日にオラクル・アリーナで行われたウォリアーズとのNBAファイナル第1戦で『世紀の凡ミス』を犯した。
107-107の同点で迎えた第4クォーター残り4.5秒、ジョージ・ヒルが2本目のフリースローを外した後でオフェンシブリバウンドを奪ったスミスは、シュートを打たず、ドリブルで後退して時間を消費した。結局、貴重なポゼッションを無駄にして試合は延長戦に突入。これで気落ちしたキャブズはウォリアーズの逆襲を浴び、114-124で初戦を落とした。
スミスの不可解なプレーに関しては、試合後の会見でもメディアが両チームの選手、ヘッドコーチに質問。スミス本人は試合後こそ「同点なのは分かっていた」と釈明したが、第2戦を前日に控え、リポーターから「スコアを理解していたのか?」と聞かれると、5秒ほど考えた末に「試合が終わってからずっと、この24時間もずっと考えている。あの時は何が起こったのか定かではなかった」と語っている。
レギュレーション終了後、レブロン・ジェームズに「リードしていると思ったんだ」と言っているように見える点について聞かれると「言ったかもしれないけれど、分からない。言ったかもしれない」と話している。
スミスの勘違いにより、敵地での第1戦に勝てていたチャンスを棒に振ったのは事実。しかし、終わったことをいつまでも引きずる方が第2戦以降に悪影響を与えてしまう。レブロンは第1戦後「彼を決して見捨てない」と、スミスを擁護した。スミスは気持ちを切り替え、3日の第2戦でチームを救うことができるだろうか。
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— NBA TV (@NBATV) 2018年6月1日