「パフォーマンスがどう変わるのかは分からない」
ナゲッツのオールスターセンター、ニコラ・ヨキッチが隔離期間を終えチーム練習を見学した。練習への参加はまだ許可されていないが、終始明るいムードだった。
ヨキッチは6月末に新型コロナウイルス陽性が判明し母国セルビアとアメリカで自主隔離を余儀なくされた。無症状だったため検査で陽性反応が出たことは驚きだったようだ。「気分が良かったから不思議な感じがした。体調は普段と変わらない。陽性の検査結果を知らされた時は驚いたよ。普段通りルーティーンをこなし練習もしていたからね。そんな時に電話で陽性だと言われた」
ヨキッチはシーズン中断中にスリムになった写真がシェアされ話題を呼んだが、本人によると体重は中断前とほとんど変わっていないという。昨年プレーオフで平均25.1得点、13.0リバウンド、8.4アシストとブレークしたヨキッチは当時、ベスト体重は124kg~127kgと語っていたがそれは冗談含みの発言だった。「記者が僕に何か言わせたがっていたから言っただけだよ。体重が増えたことへの言い訳だ。冗談だけどね」
現在の体重はチームポリシーに反するため明かせないというが、昨年よりもスリムになっていれば、相手にとって脅威だろう。中断前までのヨキッチは平均20.2得点、10.2リバウンド、6.9アシストを記録し、43勝22敗で西カンファレンス3位に付けているナゲッツを牽引していた。
ただ、体重の増減が与える効果については自身でも未知数のようだ。「(減量したことで)パフォーマンスがどう変わるのかは正直言って分からない。ただ、ここに来られて嬉しい。オーランドでチームと合流できてね。みんなを驚かせることができるかもしれないし、うまくいかないかもしれない。じきに分かるさ」