平均10得点を挙げた20歳のルーキー
キャバリアーズは19勝46敗で東カンファレンス最下位となり、2019-20シーズンの残り試合を戦う22チームには入れなかった。
キャブズは2月にヘッドコーチに就任したJ.B. ビッカースタッフのもとチーム再建を図るが、その鍵を握るのは20歳のルーキー、ケビン・ポーターJr.だ。チームが不振に苦しむ中、数少ない収穫だったのがポーターJr.の将来性の高さだった。ポーターJr.はコーチングスタッフだけでなくチームメートからの信頼も厚く、若いキャブズの将来を担うのは彼しかいないと球団は高く評価している。
ポーターJr.が高い評価を受けるきっかけとなったのが2月から3月にかけての彼のパフォーマンスだった。1月末のペリカンズ戦で21得点、2月24日のヒート戦では30得点を記録し、1月末から2月中旬まで7試合連続で2桁得点をマークし、出場時間が与えられれば結果を残せることを証明してみせた。
ポーターJr.は今シーズン50試合に出場し平均10.0得点、3.2リバウンド、2.2アシストを記録。まだ身体の線が細く万能なシューターになるには時間が必要だが、20歳のルーキーには成長するのに十分な時間が残されている。
2月にビッカースタッフがヘッドコーチに就任してから、ポーターJr.は出場時間が増え、与えられたチャンスを生かした。彼と同年代のコリン・セクストンやダリアス・ガーランド、ベテランのケビン・ラブやアンドレ・ドラモンドが噛み合えば来シーズンのキャバリアーズは面白いチームになるだろう。