グリーン「一緒にワークアウトして、音楽も聞けて楽しい」
新型コロナウイルスのパンデミックの影響でNBAが2019-20シーズンの無期限中断を決定してから早くも3週間が過ぎた。選手たちはそれぞれの自宅で隔離を続けており、チームのトレーニング施設で一緒に練習やトレーニングをすることはできない。
そんな中、ウォリアーズのステフィン・カリーはエアロバイクに乗りチームメートと自転車レースを楽しんでいる。カリーが使っているのは『Pelotonバイク』と呼ばれるエアロバイクで、これを使えば自宅にいながらオンラインレッスンに参加したり、レースで友人と順位を競い合うことができるという。
カリーはバイクを所有するチームメートと『ツール・ド・ウォリアーズ』と銘打ち、順位を競っている。「ツール・ド・ウォリアーズでは、成績は中の上くらいだよ。表彰台に立ったことはまだない。どうやったら立てるか考えないとね。目標は常に持っているよ」
レースに特に熱心なのは負けず嫌いで知られるドレイモンド・グリーンだ。グリーンは、スピンクラスと呼ばれるエアロバイクを使った激しいエクササイズに頻繁に参加するほどの自転車好きだ。
「汗をかいてワークアウトを終えた後はとても気持ちがいいんだ。身体への負担も少ないしね。たまにはバスケットボールや筋力トレーニングから離れることも大切だ。別のグループの人と一緒にワークアウトして、リズムにのりながら呼吸を合わせていく。音楽も聞けて楽しいね。フィアンセと一緒に楽しい時間を過ごしているよ」
シーズン中断でチームが解散状態となっている中で、『ツール・ド・ウォリアーズ』のような試みはチームメートとのコミュニケーションの手段として有効だろう。娯楽を共有することでより一体感が生まれることも考えられる。
今シーズンのウォリアーズはカリーやクレイ・トンプソンのケガで成績不振に苦しんでいたが、来シーズンの復活に期待が持てそうだ。