弟のコスタスはレイカーズと2ウェイ契約中
東カンファレンス首位を走るバックスを牽引するヤニス・アデトクンボは2021年にフリーエージェントになる。
大方の予想ではバックスとスーパーマックス契約を結び残留するとされ、彼の代理人も先日行われたインタビューの中でバックスに残る可能性が高いことを認めた。
しかし、ヤニスが他球団と契約を結ぶ可能性はゼロではないだろう。もし今シーズンにバックスがファイナルに進出できなければ、新天地でのプレーを希望するかもしれない。彼がフリーエージェントになるまでは何が起きても不思議ではないのだ。
ヤニスは先日のインタビューでいつか兄弟で同じチームでプレーしたいとコメントした。ヤニスには同じバックスでプレーする兄サナシスと、レイカーズと2ウェイ契約を結び主にGリーグでプレーする弟コスタスがいる。
「現実になったら素晴らしいね。一緒に過ごす時間も増えるだろう。母親は間違いなく大喜びするはずだ。バックス、レイカーズ、どこになるかは別として、同じチームでプレーできたらすごいことだ」
獲得を狙っているのはもちろんレイカーズだけではないが、弟のコスタスが所属していることは交渉の際アドバンテージになる。コスタスの契約は今シーズンで切れるため、再契約してヤニスとの交渉のカードとして使いたいところだ。
しかし、レイカーズがヤニスと契約するには財政面で大きなハードルがある。チームは既にアンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズに高額の年俸を払っており、大型契約を結べる余裕はない。どちらかに年俸カットを受け入れてもらうしかなく、2021-22年シーズンに36歳になるレブロンに金銭的な犠牲を払ってもらうしかないだろう。
ヤニスの発言におそらく深い意味はないが、インタビューを観たレイカーズファンはヤニスがレブロン、デイビスとコートに立っている姿を想像したのではないだろうか。