8得点もディフェンスでの安定感が光る
ウィザーズがニックスのホームへ乗り込んだ一戦。復帰後、尻上がりに調子を上げていた八村塁だったが、この日は8得点にとどまり、連続2桁得点は4試合でストップ。それでも、リムプロテクターとしてインサイドの守備で存在感を見せるなど、114-96での勝利に貢献した。
八村は周りの状況を考慮しつつ、少ないシュートチャンスの中でリングへアタック。身体を当てて相手を押し込み、オフェンス優位な状況でシュートを放つが、リングに嫌われてしまう。
ブロックショットがゴールテンディングになるなど、リズムがつかめずにいたが、開始約8分、3ポイントシュートは外れるも、味方のオフェンスリバウンドからペイントエリアでボールをもらい豪快なダンクで初得点を記録した。
ブラッドリー・ビールが18得点を挙げるなど、リードする時間が長かったが、セカンドチャンスポイントを多く許し、終盤に0-10のランを受け、46-50とビハインドを背負って前半を終えた。
八 SLAM! pic.twitter.com/1srJyiUUtM
— Washington Wizards (@WashWizards) February 13, 2020
後半に入ると、八村が積極的な姿勢を見せる。RJ・バレットとの1on1の場面では、リングにアタックしフェイダウェイ気味に放ったミドルシュートを沈めた。直後には速攻の先頭を走った八村がボールを呼び込み、ファウルを受けながらゴール下を決めて、同点に追いついた。
フリースローが外れ3点プレーとはならなかったものの、八村が勢いをもたらしたウィザーズはダービス・ベルターンズやトロイ・ブラウンJr.の3ポイントシュートでリードし、最終クォーターを迎えた。
セカンドユニットの時間帯は拮抗したが、ウィザーズはビールを投入したことでリードを広げる。シュートタッチの良いビールは迷わず3ポイントシュートを放ち、果敢にアタックして得点を量産し点差を2桁に乗せた。
八村は最終クォーター残り5分18秒、9点リードの場面で登場。好調なビールを強調する中でオフェンスで絡むシーンは少なかった。それでも、しっかりしたポジショニングでズレを作らせず、素早いローテーションでインサイドの守りを強化。インサイドへのダブルチームでプレッシャーをかけ、相手のパスミスを誘発する場面もあるなど、ディフェンスで力を発揮し、失点を100以下に抑えることに貢献した。
これでウィザーズは2連勝でオールスターブレイクに突入。ケガ人が続出し、勝てない時期が続いたウイザーズだが、八村復帰後は3勝2敗と白星が先行している。チームが上向きつつある中で、八村にはライジングスターズでの活躍にも期待したい。
Bonga steal
Strong finish ?@isaacbonga x @rui_8mura pic.twitter.com/zJsuCSbw8w— Washington Wizards (@WashWizards) February 13, 2020