いまだ連敗なし、ホームゲームでは17戦16勝
東カンファレンスで現在3位につけているヒートは、ホームで昨シーズンの王者ラプターズと対戦。先月のチームの課題であったディフェンスが機能し、ロースコアながら84-76で勝利した。ヒートは今シーズンホームで17戦16勝と圧倒的な強さを見せている。
両チームとも得点に苦しんだ。特にラプターズはヒートのゾーンディフェンスに有効なオフェンスを組み立てられず、チームのシュート成功率は31.5%、ゾーン攻略のカギとなる3ポイントシュートは42本中6本(14%)しか決められなかった。
試合前日の午後、ヒートは2時間半かけてディフェンスを集中的に練習していた。徹底した準備が結果に結びついた形だ。ヘッドコーチのエリック・スポールストラは「最終的には戦う気持ちとハードワーク、そしてコミットメントがすべて」とチームを称えた。
勝利したものの、チームのシュート成功率は40.7%と攻撃面では課題を残した。特にエースのジミー・バトラーはシュート10本中成功は2本だけで8得点に留まった。今シーズンのバトラーのフィールドゴール、3ポイントシュート成功率はそれぞれ42.4%、27.6%とキャリア2番目に低い数字だ。しかし、彼は1試合10回近くフリースローを獲得し、リバウンドとアシストでもキャリアハイの成績を残している。
30歳になったバトラーは若いタレントを精神的に引っ張り、プレーでは支える側に回るようになっている。そのサポートを受けて、19歳のルーキー、タイラー・ヒーローは13得点のうち8得点を第4クォーターに挙げる勝負強さを見せた。先月に週間最優秀選手にも選出された22歳のバム・アデバヨは15得点14リバウンドを記録。若手がのびのびと才能を発揮して、ロースコアのタフな試合を制する中で、チームのケミストリーが形作られつつある。ヒートが今シーズンいまだに連敗をしていないというのもうなずける。
Another double-double (15pts & 14rebs) and one of the sickest blocks you'll see.@Bam1of1 was in All-Star form tonight.
?? #HEATHighlights pic.twitter.com/LJt2MFU8eu— Miami HEAT (@MiamiHEAT) January 3, 2020