年代こそ違えど共通点の多いインターナショナルプレーヤー
NBAが8月5日にアフリカでエキシビションゲームを開催した関係で、多くのNBA選手たちがヨハネスブルグに集結している。
普段は一緒に練習する環境にいないスター選手たちが、同じコートで交流するのは良い刺激になるだろう。今回のエキシビションゲームは、アフリカ系選手によって構成される『チーム・アフリカ』と、それ以外の出身者で構成される『チーム・ワールド』が対戦する形に。そんな中、チーム・ワールドのキャプテンを務めるマーベリックスのダーク・ノビツキーと、ニックスのクリスタプス・ポルジンギスの合同練習が実現した。
欧州を代表する新旧スター選手が互いにシュート練習をする貴重なシーンを、『NBA』が公式YouTubeチャンネルで公開している。 213cmのノビツキーと221cmのポルジンギスには共通点も多い。2人とも若くして活躍の場をNBAに移したこと以外にも、長身ながら柔らかいシュートタッチを持ち、ロングシュートからミッドレンジ、ポストプレーまで幅広いプレースタイルをこなせる万能型だ。
ノビツキーは言う。「シーズン中に顔を合わせる機会があっても、交わす言葉は挨拶ぐらいのもの。こうやって若いプレーヤーと交流するのは単純に楽しいし、僕にとっても良い刺激になる。だからイベントでこういう機会があると僕にとってもプラスなんだ」
そのノビツキーのポルジンギス評は「サイズが合って動けるしシュートも打てる。NBAで偉大なプレーヤーになりつつあるし、ずっと長く活躍するだろうね」というもの。
一方のポルジンギスは「彼には聞きたいことが山ほどあったから、ずっとしゃべりっぱなしだよ」とうれしそう。「とにかく、彼ぐらいまで長く活躍する秘訣を知りたくて仕方ないんだ」
今オフはニックスの前球団社長フィル・ジャクソンとの衝突を経験したが、ポルジンギスはこれからのニックス、そしてNBAを代表する逸材。インターナショナルプレーヤーのパイオニアの一人であるノビツキーから直に教えを受けられたのは、ポルジンギスにとっても良い経験になったはずだ。