アトキンソンHC「彼はタイミングを熟知している」

キャバリアーズはセブンティシクサーズとのNBAカップの一戦に臨み、攻守で圧倒して119-95と快勝を収めた。

勝因となったのは、徹底されたペイントエリア内でのディフェンスと主要選手への徹底マークだ。インサイドの要であるジョエル・エンビードをフィールドゴール成功率0%(0/9)に抑え込み、レブロン・ジェームズに対しても粘り強いディフェンスでわずか8得点に封じ込めた。キャブズのドノバン・ミッチェルは試合後、「ペイント内を固めることを重要な共通認識として臨んだ」と語り、そのディフェンスが機能した手応えを口にしている。

また、負傷から復帰を果たし、11月1日のバック戦以来の出場となったペイトン・ワトソンの存在も大きかった。ケニー・アトキンソンヘッドコーチは13得点9リバウンドの数字以上に「マックス(タイリース・マクシー)に対して素晴らしい仕事をしてくれた。彼が戻ってきてくれて本当に良かった」と称賛し、長身を生かしたリムプロテクトやボールへの激しいプレッシャーがチームの守備強度を一段引き上げたことを強調した。

オフェンス面では、ミッチェルが「その場の瞬間を感じ取り、今のチームに何が必要かを理解してアグレッシブに攻めた」と語る通り、試合序盤からアグレッシブさを発揮してチームを牽引した。キャブズはシクサーズに先制されるも、ミッチェルの6連続得点から15-0のランを築き主導権を握った。その後もリードを守り続け、第3クォーター終了時点で17点差を付けると、最後まで手を緩めることはなかった。ミッチェルは23得点に加え、ゲームハイの8アシストを記録。アトキンソンヘッドコーチも「ミッチェルはギアを上げるべきタイミングを熟知していて、今夜は非常にアグレッシブでありながら素晴らしいパスも供給してくれた」と称賛した。

シクサーズのようなトランジションを狙う相手に対しても、チームは自分たちのテンポをしっかりとコントロールして攻め続けた。NBAカップでは得失点差も重要になる。ミッチェルも「チーム全員が得失点差を意識して集中していた」と言うように、この意識がキャブズの新たな価値観となっているのだろう。攻撃的なミッチェルとジェームズ・ハーデンを擁するキャブズにとって、そのマインドこそ重要とアトキンソンヘッドコーチは力強く語った。

「試合の終盤に大量リードしている状況でも、ミッチェルが『攻め続けろ』と声をかけた。ジェームズ(ハーデン)が遠い位置から3ポイントシュートを打った時に、昔だったら『やめろ』と制止していたかもしれないが、私は積極的な良いシュートだと評価するよ。リードしていてもアグレッシブであり続けるのが、私たちの新しいメンタリティだからね」