
開幕黒星発進、ポルジンギスの穴は埋められず
ウォリアーズは現地10月21日、レイカーズとの開幕戦に105-127で敗れた。試合後、ステフィン・カリーはチームの現状と、開幕直前に無期限の離脱を発表したクリスタプス・ポルジンギスの去就について率直な胸中を明かした。
「まずは何よりも、彼個人の人間性に関わる問題として、非常に難しい状況だ。僕らはシーズンを迎えるにあたって、チームがどうあるべきかという明確なイメージを持っていた。常に出場可能であることがチームにとって大きな要素であるとも言ってきた。彼(ポルジンギス)の持つスキルセットを考えれば、あのポジションが我々にとってどれほど重要だったかは言うまでもないよ」
さらにカリーは、不透明な状況は将来の設計にも大きな影響を及ぼすと言う。「彼のことを最優先に考えているけど、将来を見通すのは難しい。本来あるべきだったチームの姿を思い描いていただけに、この状況を乗り越えていかなければいけないけど、彼がここにいてくれたらどれほど良かったかと思うよ」
開幕戦ではビッグマン不在の影響をもろに受け、ウォーカー・ケスラーには12本のフィールドゴールすべてを成功された。また、アウトサイドシュートが得意なポルジンギスがいないことで十分なスペーシングを確保できず、ウォリアーズの真骨頂と言えると連動したハーフコートバスケットは影を潜め、チームのフィールドゴール成功率は41%、3ポイントシュート成功率に至っては22%と低調に終わった。
ポルジンギスはウィザーズに在籍した2022-23シーズンに65試合に出場したが、それ以降は減少の一途をたどり、ホークスとウォリアーズでプレーした昨シーズンは、キャリアワーストの32試合の出場に留まっていた。それでも、ポルジンギスのポテンシャルに賭けたフロントは、今オフに2年総額4000万ドル(約60億円)で契約した。しかし今回の無期限の離脱と開幕戦黒星が示すように不安を残すウォリアーズは、ポルジンギスを絡めたトレードを検討し始め、バックスのマイルズ・ターナー獲得も視野に入れていると噂されている。
カリーやドレイモンド・グリーンらベテランを中心に立て直しを急ぐウォリアーズにとって、ポルジンギスの去就問題は今シーズンの行方を左右する最大の懸念事項となっている。フロントは勝利を追求するために、復帰の目処が立たないポルジンギスに見切りを付けて新たな戦力獲得に動くのか、それとも復帰を信じて待ち続けるのか、大きな岐路に立たされている。