
江原「まだ上手くなれると思うとすごくワクワクします」
日本バスケットボール協会が3×3の競技力向上のために、6名のBリーガーを中心として作り上げられたスペシャライズドチーム『Team TOKYO 2026』が始動。明日にシンガポールで開催される『FIBA 3x3 Lion City Chalenger』に向け小川麻斗、長谷川比源、江原信太朗、大東大4年のバラダランタホリ玲依が強化合宿に参加した。
Bリーグのオフシーズンを利用して3×3に取り組むこの活動に二つ返事で「行きます」と答えたのは、今シーズンまで滋賀レイクスでプレーした長谷川比源。202cmの長身ながらハンドリング技術とシュート力に定評があり、19歳で迎えたルーキーイヤーは平均5.7得点、3.7リバウンドを記録した。彼は高校時に3×3のU18代表として活躍した経歴を持ち、当時は大学入学までの猶予期間を利用して参加したと語るが、今回は来シーズン所属する横浜エクセレンスでの役割に重ねて成長の機会としている。
「(高校生の時とは違い)上のレベルではディフェンスのプレッシャーが違うので自分がハンドラーをするためには、もっとプレッシャーリリースへの対応や、タフなシュートシチュエーションを決めきる力が必要になっていきます。チームからは『困った時はお前が1対1を仕掛けていいよ』と言われているので、縦に割ってアシストしたりスコアできればチームに貢献できると思います。自分のドライブがどこまで通用するのか楽しみにしています」
そう語ってくれた長谷川の横で「比源はパスをあまりしない選手ですが、その分得点を取って来てくれるので別にパスはしなくても良いです」と冗談混じりに語るのは、今シーズン滋賀でプレーをともにした江原信太朗だ。192cm90kgという体格を生かして外国籍選手とマッチアップするなど、54試合に出場し平均10分19秒のプレータイムを獲得した。その江原も3×3は成長の機会だと語る。
「Bリーグの外国籍選手を守ったり、キャッチ&シュートでチームに貢献していますが、3×3になるとハンドラーもやらなくてはいけません。それはBリーグではできないプレーなので、選手としてすごく成長できるチャンスだと思っています。高いレベルのガードプレーヤーである麻斗から学びながら、自分でもいろいろと挑戦して、自分に合ってるプレーを探し出して来シーズンに繋げていきたいです」
江原にハンドラーの練習は大変なのか尋ねると「大変ですが、新しいことをやるのも楽しいですし、まだ上手くなれると思うとすごくワクワクして、毎日チャレンジできている今を楽しんでいます」と目を輝かせて答えてくれた。
若き2人からは3×3を通じて成長する意欲がひしひしと伝わってくる。それだけでもこのスペシャライズドチームを立ち上げた意味があると感じられた。さらに長谷川は「将来的に海外でのプレーや、5人制のA代表を狙うなら、僕の身長でボールプッシュやドライブができれば、自分の価値が全く変わってきます。そういった選手になるには時間がかかると思いますが、チャンスをもらった時に積極的に参加して、スキルが向上すれば、その先に繋がると思っています」と、遠くない未来を見据える。
江原もまた「Bリーグでなかなかやれないプレーができることがすごく大きいです。次のレベルに上がるためにやらないといけないことを経験できる貴重なオフシーズンとなっていて、選手として成長できるチャンスだと思っています」と語る。
Team TOKYO 2026を通じて長谷川と江原は成長を遂げることだろう。スペシャライズドチームは3×3男子日本代表のオリンピック出場のためのプロジェクトではあるが、才能あるBリーガーの成長の場としての側面も持つ。相乗効果に期待したい。