ワールドカップ出場を辞退、個人練習に専念
ペリカンズからレイカーズに移籍したアンソニー・デイビスは、2019-20シーズンに向けた準備を優先するため、8月下旬に中国で開催されるワールドカップ出場を辞退した。
それもこれも、レブロン・ジェームズと共闘する来シーズンに優勝を狙うためで、彼は過去のシュートフォームも見直し、一から新しいフォームを習得しようと日々努力を続けている。
デイビスにシュートフォームを指導している『Lethal Shooter』がInstagramに投稿した動画を見ると、まだ一つ一つの動作を確認しながらの段階ながらも、ボールを受け取ってからシュート、フォロースルーに至るまで一定のリズムを意識し、ボールにしっかり力が伝わっている印象を受ける。
デイビスは、これまでも決してシュート成功率が低い選手ではなかった。昨シーズンのフィールドゴール成功率は51.7%で、プレースタイルとポジションを考えれば、33.1%だった3ポイントシュート成功率も決して『落第』の数字ではない。
それでも、デイビスのペリメーターシュートの確率が、相手ディフェンスが無視できないまでに高まれば、チームメートが使えるスペースは広がる。特にレブロンのアタックするスペースを作り出すことができれば、オフェンスは大いに機能すると期待できる。
『Lethal Shooter』も、ひたむきに努力を重ねるデイビスの姿勢を称え、次のメッセージを動画に付け加えた。
「アスリートの努力に終わりはない。どのレベルの選手であっても、偉大なアスリートたちは、成長するために常に努力を続けるもの。特に、シューティングに関しての努力はそうだ。シューティングの技術を身に付けるのは簡単ではない。しかし、それがアスリートのプレーレベルを劇的に高めてくれる」
トレーニングキャンプまでの2カ月間、デイビスは淡々とシュート練習を続け、新フォームをモノにしようとしている。