ENEOSサンフラワーズ

残り50秒に攻守でビッグプレーが飛び出したENEOSに軍配

『第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会』のファイナルラウンド準決勝で、トヨタ自動車アンテロープスとENEOSサンフラワーズが対戦した。

互いに点を取りあうオフェンシブな立ち上がりとなったが、平下愛佳が3本すべてのシュートを決め第1クォーターだけで10得点を荒稼ぎしたトヨタ自動車がわずかにリードする。それでも、プレッチェルアシュテンが要所で加点し食らいついていくENEOSは、第2クォーター開始5分に追いつくと、直後にはアシュテンが3ポイントシュートを沈めてついに逆転。速攻での得点で上回ったENEOSがそのまま35-32とリードして前半を終えた。

後半に入ると、ディフェンスがオフェンスを上回る守り合いに。互いに流れを持ってこれない我慢の時間が長く続いたが、トヨタ自動車は終盤に三浦舞華がトランジションスリーを決め切り、最後のオフェンスで小野寺佑奈が冷静にミドルシュートを沈めたことで43-44と迫って第3クォーターを終えた。最終クォーター開始3分半、追いかける時間が長かったトヨタ自動車だが、岡本美優がコーナースリーを決めて逆転。ここからリードチェンジを繰り返す接戦が最後まで続いた。

そして、勝負を決めたのは馬瓜エブリンだった。1点リードで迎えた残り50秒、インサイドのミスマッチを狙ったパスをアシュテンがスティールしてポゼッションを得ると、宮崎早織のキックアウトから馬瓜が3ポイントシュートを射抜き勝負アリ。ファウルゲームを乗り切り、最終スコア60-55で勝利した。

勝負強さが際立ったENEOSの馬瓜はゲームハイの18得点を記録。その馬瓜の決勝点をアシストした宮崎と、決勝点に繋がるスティールを決めたアシュテンがそれぞれ11得点で続いた。一方、敗れたトヨタ自動車は平下がチームハイの17得点を挙げ、ストレッチ4として活躍した岡本が12得点を記録したが、あと一歩届かなかった。

勝利したENEOSは11日の決勝戦でデンソーアイリスと対戦する。