60試合を終えて『平均トリプル・ダブル』をキープ
2月28日にホームで行なわれたジャズ戦で、サンダーのラッセル・ウェストブルックは43得点11リバウンド10アシストを記録し、今シーズン30回目のトリプル・ダブルを達成した。2月26日にホームで行なわれたペリカンズ戦でも41得点11リバウンド11アシストを記録しており、なんと2試合続けて40得点超えでのトリプル・ダブル達成となった。
ちなみに、NBA史上年間30回のトリプル・ダブルを記録したのは、これまでオスカー・ロバートソン(1961-62)とウィルト・チェンバレン(1967-68)の2人しかいない。
サンダーはこれまで60試合を消化。ウェストブルックは「2試合に1回」のペースでトリプル・ダブルを記録している。レギュラーシーズンは残り22試合。チェンバレンの記録である年間トリプル・ダブル31回を超えるのはもはや確実。それどころか、このペースを維持できれば、ロバートソンが61-62シーズンに成し遂げた1シーズンでのトリプル・ダブル回数のNBA記録『41回』に届く計算になる。
The closer. Another Q4 ??from Russell Westbrook. He finishes with 43p-10a-11r.
30th td. #WhyNot? pic.twitter.com/rEMl9C6Khq— OKC THUNDER (@okcthunder) 2017年3月1日
『神話の時代』に活躍したレジェンドの域に達しつつあるウェストブルックだが、トリプル・ダブルの回数だけでなく、平均スタッツも抜きんでている。これで平均スタッツは31.0得点、10.6リバウンド、10.3アシストとなり、『平均トリプル・ダブル』をキープしているのだ。
もちろん、ライバルはレジェンドではなく現役プレーヤーたち。1試合平均31.0得点はリーグトップの数字。これだけ圧倒的な数字を残すとなると、サンダーの順位にかかわらずレギュラーシーズンMVPはウェストブルックがふさわしいのかもしれない。