ジェームズ・ハーデン

写真=Getty Images

1試合50得点超えは今シーズンすでに6回目

ロケッツのジェームズ・ハーデンが、2月28日に本拠地トヨタ・センタで行われたヒート戦で58得点7リバウンド10アシスト4スティールという圧巻のパフォーマンスを披露し、121-118での勝利に貢献した。

1試合30得点以上の連続記録は32試合で止まったが、ハーデンの爆発力に変化は見られない。50得点超えは今シーズン6回目で、コービー・ブライアントが2006-07シーズンに記録した10回以降では最多となる。また、1シーズンでの50得点超え達成回数としては、1976-77シーズン以降、1986-87シーズンに8試合で達成したマイケル・ジョーダン、そしてコービーに続く数字となっている。

ヒート戦で18本中8本の3ポイントシュート、フリースロー18本を決めたハーデンは、「シュートを外しても決めても、気にならない。自分が気にするのは、練習しているシュートを打てているかどうか」と語った。「最終的にはシュートは決まるもの。だから、30本中2本しか決まらないことも、もしくは30本中15本か16本決まることだってある」と、続けた。

ハーデンにとっては、キャリア15回目の50得点超え。1試合50得点超えの歴代トップ5は、ウィルト・チェンバレン(118回)、ジョーダン(31回)、コービー(25回)、エルジン・ベイラー(17回)、そしてハーデンの順だ。しかし彼は、個人記録に全く関心を持っていない。「気にしていないからね。守備で相手のプレーを止めることと、懸命にやることだけを考えていた。会場の空気を作ることを考えていた」と語った。

ロケッツは、現在カンファレンス5位。4位のトレイルブレイザーズとの差は1.5ゲームで、首位ナゲッツ、2位ウォリアーズとの差も6ゲームに縮まり、トップ4の背中が見えてきた。残り20試合も、ハーデンがMVP級のパフォーマンスでチームを引っ張っていく。