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ペイサーズは今夏2億1900万ドルのマックス契約を提示へ

エースとしてペイサーズを引っ張るポール・ジョージ。彼も他のスター選手と同じく、NBA優勝を切望している。

ジョージとペイサーズとの契約は2018-19シーズンまで残っているが、新労使協定が効力を発揮する今年の7月1日以降、を球団社長のラリー・バードは2億1900万ドル(約247億円)のマックス契約を提示する考えを示唆している。

しかし、ジョージは残留を基本線で考えているものの、状況次第で複数年契約を見送る可能性があると『ESPN』に語った。

2月17日のインタビューでジョージは「残留したい。インディアナに初めてNBA優勝をもたらす選手になりたい。それを達成したいとは思っているけれど……」と歯切れの悪い発言をしている。その理由はチームの現状にある。

ペイサーズは29勝28敗、東カンファレンス6位でオールスターブレークを迎えた。戦績と順位だけを見れば悪くはないのだが、直近6試合で6連敗を記録するなど調子を落としている。プレーオフ進出は濃厚だとしても、NBAで優勝できるチームかと言われれば疑問符が付くのが現状だ。

フリーエージェントになった多くの選手が『NBA優勝を狙えるチーム』からオファーを受け、年俸面で譲歩してでも移籍する現在のNBAのトレンドを見て、ペイサーズ一筋のキャリアを望むジョージにしても考えるところがあるに違いない。

キャリア4回目のオールスターゲーム出場を果たすジョージがすんなりペイサーズとの複数年契約に応じるのか、それともチームの将来性を見極めるためフリーエージェントになるのを待つのか。ジョージがシーズン終了後に下す決断は、ペイサーズにも大きな影響を与える。

4回目のオールスター出場となるジョージ。まずは球宴での派手なパフォーマンスに期待したい。